仁淀ブルー通信編集部だより(112)

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 以前、とても有名な自伐林業家を取材したことがあります。その人は菊池さんといって、愛媛県西予市の山でミカン栽培と林業をしているのですが、私は彼が管理している森のことが忘れられません。そこは間違いなく人工林なのに、見た目は自然の森そのもの。多様な草木が(そしておそらく多様な生物も)生息するモザイクな環境のなか、70年生ぐらいの見事な檜がいくつも点在していました。滝川さんが自伐型林業する佐川町の人工林も、そんな森になってほしいなあ。

(仁淀ブルー通信編集部員 大村嘉正)

仁淀ブルー通信編集部だより(111)

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 「越知おいしいデイ・キャンプ」は、おいしいものが食べられるだけでなく、テントやイス、テーブル、調理道具なども見ることができてアウトドアビギナーの私たちもワクワクするイベントでした(そして、見ると欲しくなりますね)。
 イベントスタッフのみなさんからも、仁淀川への愛とおもてなしの心をビシバシ感じました。ありがとうございました。受付看板のイラストもそのままTシャツにしたいぐらい素敵でした。

(仁淀ブルー編集部員/カミオカミヤビ&高橋さよ)

仁淀ブルー通信編集部だより(110)

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 私の落ちアユ漁の思い出は、小学校時代を過ごした四万十川ではじめて、横掛けと呼ばれる重りの下に数本の掛け針をつけた仕掛けを瀬の中に投げ込み、流れを横切るように引いて、大きなアユを掛けたことが始まりです。

 高校生の時、仁淀川に架かる55号線の橋の少し上手で横掛けをしていると、この年はことのほか落ちアユがたくさんいて次々とアユが掛かり、昼過ぎまでに自転車で持ち帰ることができないくらいたくさん釣れて、困ったことを覚えています。家に帰ってアユを数えると700尾余りもいて、隣近所に頭を下げながら、もらっていただいたことでした。

 県外での学生生活を終えて、高知に帰ってきてからもしばらくは、落ちアユ漁を続けていました。でも、あるとき雌アユのはちきれんばかりにふくらんだお腹に掛かった掛け針の傷口からしたたり落ちるまっ黄色の卵のかたまりを見たとき、もう落ちアユを獲るのはやめようと思いました。以来、30年余り落ちアユ漁はやっていませんし、やりたいとも思いません。そのときの私は、まっ黄色の卵のかたまりに”命のつながり”を見たのかもしれません。

(仁淀ブルー通信編集部員 松浦秀俊)

仁淀ブルー通信編集部だより(109)

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都会の人が田舎にやってきてキャンプなどアウトドアレジャーを楽しむ――というのがちょっと前までの主流だった気がしますが、その状況は変わりつつあるようです。ここ数年の取材で、農業や林業や狩猟をしながら地元の自然でサーフィンやカヤックをして遊ぶという人たちに、日本各地で出会いました。美しい海や川がある高知県は、一次産業×アウトドアという生き方の先進地になるかもしれません。

(仁淀ブルー通信編集部員 大村嘉正)

仁淀ブルー通信編集部だより(108)

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 今回のトークショーで堀見町長の発言にあった「SDGs」。ここで補足説明しておきます。

 SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)……2015年9月の国連サミットで全会一致で採択。先進国を含む国際社会全体の開発目標として、2030年を期限とする包括的な17の目標(貧困や飢餓をなくす、ジェンダー平等を実現、人や国の不平等をなくす、気候変動に具体的な対策を、海や陸の豊かさを守る、平和と公正をすべての人に、など)を設定。「誰一人取り残さない」社会の実現を目指し、経済・社会・環境をめぐる広範な課題に、統合的に取り組む。(外務省ホームページのからの要約)

(仁淀ブルー通信編集部員 大村嘉正)

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