仁淀ブルー通信編集部だより(117)

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 わたくし、かつて年間100日ぐらい山や河原やキャンプ場でテント生活をしていました。雑文執筆業を始めてからも、取材したキャンプ場は数知れず。そんな私の、「グリーンパークほどの」のオートキャンプサイトの印象は、「日本には珍しいタイプだなあ」です。キャンプサイト内に木立が多いし、分譲住宅地みたいな四角四面の区画分けでもない。カナダやアラスカで体験したキャンプサイトの環境によく似ています。おすすめですよ。

(仁淀ブルー通信編集部員 大村嘉正)

仁淀ブルー通信編集部だより(116)

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 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
 2018年一発目の記事が、「アウトドア初心者のアラフォー女性2人が真冬の河川敷でBBQ」というシュールな内容でいいのか未だに不安な高橋&カミオカです。
 しかし我々の心境とは裏腹に、今回ご紹介した焼肉のタレ&調味料はどれも絶品でした! 焼肉って味が単調になりがちだけど、タレが数種類あると無限に食べられそうです。地域の食材を使って、地域の方々が試行錯誤しながらつくった品々を、ぜひ新年のおうち焼肉でお試しくださいませ。
(写真は焼肉の後に食べた干し芋。炭火で炙るとこれまたンマイ!)

(仁淀ブルー通信編集部 高橋さよ&カミオカミヤビ)

仁淀ブルー通信編集部だより(115)

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 デジカメやスマホの登場で、世界中で、誰もが気軽に動画を撮影できる時代になりました。素人とプロの垣根が曖昧になってきた、などと言う人もいますが、やはり素人の動画の多くは途中で飽きてしまうし、プロのものはぐいぐい引き込まれていきます。
 その差はなにか? 今回登場してくれた荒外史さんの話では、〈構成できるかどうか〉のようです。
「取材し、撮影し、意味づけをしながら映像を取捨選択できるのが僕の強み」と荒さんはいいます。「僕らは、起承転結で、流れをつくって、構成しているんです。

(仁淀ブルー通信編集部員 大村嘉正)

仁淀ブルー通信編集部だより(114)

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 〈旅で肝心なのは、ここにも人の暮らしがあるのかと、心を揺さぶられること〉が私の持論。ヒマラヤの高地や中米のジャングルなどで、「人はどこで暮らしても、どう生きてもいいのだ」と背中を押される体験をしてきた私ですが、残念ながら日本ではあまりそんな機会がありません。四国山間部の、天空の集落を除いては。
 都会育ちの人にはおそらく、「なんであんな不便な山の上に」という天空の集落ですが、そこでも人は泣いて笑って一生を謳歌しています。過疎の果てに天空の集落が一つ消滅することは、生き方の多様性が一つ失われるのではないか、などと考えるのは大げさでしょうかね?

(仁淀ブルー通信編集部員 大村嘉正)

仁淀ブルー通信編集部だより(113)

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 冬は虫捕りのシーズンオフと思われがちだが、とんでもない。種類によっては、むしろ見つけやすかったりする。隠れる場所さえつかめば簡単に見つけられるわけだ。それに集団になるものは一度にたくさん採れる。
 少し前に仁淀川で遊んだとき、今年の台風の影響で河川敷に増水してできた水たまりがいくつかできていて、夜そこをのぞいたらコガタゲンゴロウが数匹泳いでいた。今やゲンゴロウ類やタガメの仲間は、絶滅する恐れのある絶滅危惧種に指定されていて、かなり貴重な生き物だ。そんな生き物のがこんな偶然できた水たまりに…なんとも興味深い出来事だが、昔に比べると日本中で池や沼が減り、田んぼの環境も変わり、こういった水にすむ生き物も住む場所が減っていっているんだろう。
 このとき捕まえたコガタゲンゴロウは小さな水たまりで14匹。おそらく集団越冬の準備でここへきたのだと思う。貴重な生き物なので逃がしてきたが、探してる間は、テンションが上がりドキドキ、ワクワクさせてもらった。

奥山英治(日本野生生物研究所)

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