2022.03.18高校生スペシャル! 私たちが考えた「仁淀川流域を堪能しよう!」 2つのプラン

高校生スペシャル! 私たちが考えた「仁淀川流域を堪能しよう!」 2つのプラン

 こんにちは! 私たちは、高知県立伊野商業高等学校キャリアビジネス科ツーリズムコース2年生です! 私たちは、気軽に行けて短時間で仁淀川流域を堪能して楽しめる、2つのプランを考えました。プランを作成するにあたって、それぞれのグループが実際に紹介したい場所を訪問し、その場所の魅力を見つけてきました。仁淀ブルー通信の読者の皆様に、読むだけでも行ったような気分になることができ、そして、行きたい!と思ってもらえるように作成しましたので是非ご覧ください♪

【1】土佐市エリア巡りプラン

10:30 宇佐しおかぜ公園
11:30 五色の浜
12:30 カフェ ニールマーレで昼食
15:30 d.Cafeでデザート


宇佐しおかぜ公園

 土佐市エリア巡りプランのスタートは宇佐しおかぜ公園です。
 公園入口には大きな親子のクジラのモニュメントがあります。ホエールウォッチングの出航地である公園で、運が良ければ鯨だけでなくイルカも見ることができますよ! 休憩場所もあるので海風に当たりながらゆっくり過ごしてください。

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五色の浜

 次の目的地は、五色の浜です。宇佐しおかぜ公園から車で約10分。駐車場があるのでそこに停めていただき、そこから少し歩くと五色の浜と書かれた看板が見えます。

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 そこからは、案内通り進んでもらい、険しい道のりを越えるとその先には、広大な海が一面に広がっています。海の浅瀬をご覧いただくと、そこには、光り輝く五色の石があります。赤・黄・緑・白・紫の五色です。

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 さっそく、五色の石を探してみました。色だけでなく、ユニークな形や模様の石もあり、とても楽しかったです。砂浜には、様々な貝殻もあるのでぜひ探してみてください!!

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 皆さん心は満たされましたか?
 お次は、カフェニールマーレでおなかを満たしに行きましょう♪

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~宇佐しおかぜ公園~
住所:高知県宇佐市宇佐町橋田浜2752-7

~五色の浜~
住所:高知県土佐市宇佐町竜

(寺村茜、谷村由依、横山楓子)


カフェ ニールマーレで昼食

 宇佐しおかぜ公園と五色の浜で遊んだ後は、そろそろお腹が空いてくるお時間ではないでしょうか!?
 カフェニールマーレで食事をしたいと思います!(^^)! 
 こちらのカフェは主食だけでなく、デザートも豊富です! オシャレなカフェだと料理がちょっと物足りなくて、お腹いっぱいにならないこともあるのではないでしょうか?
 しかし、ニールマーレさんのお食事はボリュームもあり、満足感が得られます♪
 また、店内で流している音楽にも店主さんのこだわりがあるようなので、店内の音楽と海が一望できる景色を楽しみながらお過ごしください。
 ここで、店主の永田順治さんにお話を聞きました。
 永田さんは大阪府出身の方で以前は東京でお仕事をされていたようです。土佐市を活性化させるため、高知県に来られました。

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質問内容は次のとおりです。

Q1.いつから経営をされていますか?
 A.2016年4月27日

Q2.店を開いた理由は何ですか?
 A.土佐市の発展のためと地域おこしのため。

Q3.お店の名前の由来は何ですか?
 A.イタリア語で「海=イルマーレ」からイメージして付けました。

Q4.店の人気メニューベスト3は何ですか?
 A.1位 オムライス 2位 BBQ風くしプレート 3位 グリーンカレー。

Q5.この場所にお店を開いてよかったことは何ですか?    
 A.店の窓から見える水平線がとても綺麗で疲れた時など見ると癒される。

Q6.カフェを営業されていて、一番嬉しい瞬間はいつですか?
 A.食事が美味しい言ってもらったときと、BGMを褒められたとき(カフェっぽい音楽を意識して洋楽を選んでいる)。

一つひとつ質問に丁寧に答えてくださいました(^_^)

 そして、お待ちかねのお食事を頂きました。
 人気No.1のオムライスは、たまごがトロトロで、デミグラスソースとの相性が抜群でした。子どもから大人まで食べやすい味で、人気No.1になる理由が分かりました! その他の食事もどれもとても美味しく、お腹いっぱいになりました。皆さんもカフェ ニールマーレで海を眺めながらゆったりと、贅沢な時間を過ごしてみてはいかがですか?

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~カフェ ニールマーレ~
住所:高知県土佐市新居38-33
新居地区観光交流施設「南風」2F
営業時間 平日11:00~17:00
土日祝 8:00~18:00
定休日 第2・第4月曜

(大石小桜、小椋里佳、中屋美優、正岡優)


d.cafeでデザート

 おやつの時間に、おしゃれなスムージーはいかがですか?
 土佐市エリア巡りプラン最後のお店は、高岡町にあるd.cafeさんです。
 ここは、美容室に併設されたカフェです。お店がオープンしたのは2019年で、元々は美容室のみで営業していましたが、まつエク、エステ、ネイル等を、現在のd.cafeとなった部屋で行なっていたそうです。ですが、場所がもったいないので3~4年考えた末、公園、学校、バス停が近くにあり立地条件も良かったので、店主の片岡さえさんが以前からしたかったカフェにされたそうです。お店の雰囲気はとてもかわいく、インスタ映えにぴったりの場所です! 

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 このお店の一番人気のメニューは、「初恋ベリー」だそうです!
 上にイチゴがのっていて、下のほうにはクラッシュされたクッキーが入っています。これを食べれば、初恋の気分に浸れるかも

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 こちらは、取材の際にいただいた片岡さんおすすめの「バナナスムージー」です。バナナの味がしっかりと感じられ、中にはクラッシュクッキーが入っていてとてもおいしかったです!

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 また、季節限定のものもあり、11月は栗と黒蜜のコラボ「ほっ栗」、2月はお団子と最中がのっている「茶秋月」、「キャリアウーマンの休日」があるそうです。どれも、名前がかわいくて気になるものばかりです。とても、女子目線が重視されているなあと思いました!
 お店は、SNSを見て来てくれる20代のカップルが多く、夏休みやゴールデンウイークは関西の観光客の方など県外から足を運んできてくれる人も多いようです。また、学校終わりの学生も多く、16時から17時頃にお客様がたくさん来られるそうです。
 皆さんも、学校終わりや仕事終わり、高岡町に行ったときにd.cafeさんに足を運んでみてはどうですか?

~d.cafe~
住所:高知県土佐市高岡町甲2190-1
営業時間 11:00~18:00(冬季は17時まで)
定休日:日曜・月曜
※現在、新型コロナウイルス感染拡大のため臨時休業中です。
再開の情報は、下記のインスタグラムURLからご確認ください。
https://www.instagram.com/d.cafe_decola/

(伊藤日里、北川華子、木村桜楽、野口流那)


【2】日高村・いの町エリア巡りプラン

10:00 小村神社
11:00 とまととで食事
13:00 名越屋沈下橋
14:30 タル店
15:00 GOOD FIVE


小村神社

 日高村・いの町エリア巡りプランのスタート地は小村神社です。
 高知県高岡郡日高村にあるここ、小村神社は高知市一宮にある土佐神社に次ぐ土佐国二宮として位置付けられ、587年に創建され1400年以上の歴史があります。
 入り口には白く大きな鳥居があって、神秘的なオーラを放っています。
 鳥居をくぐると一直線に続く一本道があります。両サイドには大きな杉の木が並んでおり、その道を歩いていると既に心が清められるほど穏やかな気持ちになります。

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 そして、なんと小村神社の境内にある杉の木の葉をお守りに持つと、恋愛運や金運がアップすると言われる人気のパワースポットです!
 僕たちのおすすめは、社殿の裏に見守るように背後にそびえ立つ大木です。樹齢千年を超えると伝えられる牡丹杉であり御神木です。この牡丹杉には、とても圧倒され、大きなパワーを感じるので、ぜひ見てみてください!

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~小村神社~
住所:高知県高岡郡日高村下分1794

(國吉涼我、堀綾冴、村田涼弥)


とまととで食事

 小村神社のあとは、神社の向いにある「eat&stayとまとと」でLUNCHへ!!
 皆さんは日高村の特産物をご存じでしょうか。日高村は「フルーツトマト」が有名です。そんな日高村の特産品である「フルーツトマト」尽くしのお店が「eat&stayとまとと」なんです!
 まずは、なぜこのお店をオープンしたのか取材を受けてくださった、小野加央里さんに聞いてみました。小野さんは6年前ボランティアで日高村を訪れ、その後も月1で来られ、日高村に泊まれる場所を作りたいという思いで、移住されてきました。

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 お店は、1階はカフェで2階が宿泊スペースとなっています。
 日高村の入り口にこのお店があり、とまととがきっかけでお店に来られた方に、その先の仁淀川流域に行ってもらいたい、全体が盛り上がってほしいという思いで、この場所につくられたそうです。

 早速ランチを頂きました!
 とまとと一番人気のハイテンションカリーはその名の通り、食べるとスパイスの辛さでおもわずハイテンションになっちゃう辛味があるカレーです。

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 他にも、肉団子パスタセットやカツオの和風スパイスカリーなどがあります。私たちのおすすめのかつおの和風スパイスカリーは、ハイテンションカリーとはガラッと変わって、カレーなのにかつおの風味を味わえる洋と和ダブルで感じることのできるカレーでとても美味しかったです。

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 宿泊スペースでは、一棟を貸し切りすることもでき、家族連れや女子会など様々なお客様が利用されるようです。宿泊者限定で、仁淀川BBQ協会と協力して、季節に合った食材を仕入れ、頂けることもあるそうです。
 店内を入ってすぐ右側に見える大きなシンボルとなるツリーは、世界中のトマトの本が集められています。トマトの本をあんなに見ることがないので、すごく興味深かったです。

 「とまとと」にはたくさんの仕掛けや面白い仕組みがあります。例えば、店内のライトが1つだけ赤くなっていて、トマト栽培をイメージしていたり…

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 店内にずらっと並んであるショップカードは、好きなカードを持っていけるシステムとなっています。これは、「とまとと」から半径50~60km圏内にある観光スポットや、体験できることなどを写真つきで紹介しており、「とまとと」だけでなく日高村・仁淀川流域全体に行ってもらいたいという想いが込められているなと感じました。最終的には100種類展示予定だそうで、取材時は60種類ありました。

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 こんなにたくさんの魅力がある「eat&stayとまとと」に皆さんも足を運んでみてください。

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~eat&stayとまとと~
住所:高知県高岡郡日高村下分1889-1
営業時間 10:00~16:00
定休日:火曜、臨時休業あり
(電話でお問合せください)
https://tomatoto.jp/

(尾﨑七海、岡林優那、中島愛夏、中川優月、中峰わかな、西田愛菜)


名越屋沈下橋

 続きましては、仁淀川にまたがる名越屋沈下橋へレッツゴー!
 この名越屋沈下橋は、水質№1で有名な仁淀川にかかる最下流の沈下橋です。
 昭和46年に作られ、長年生活道として使われており、地域の人たちを支えています。
 近年、「仁淀ブルー」というフレーズが広まり、観光地として人気になった今も、沈下橋は地域の人々にとっては欠かせない生活道となっています。
 また、大雨になった際には、完全に沈んでしまったこともあるそうです。そんな困難を乗り越えながら、今も仁淀川にまたがり地域の人たちを支えている姿に惚れてしまいそうですね!
 名越屋沈下橋は長さが191mもあり仁淀川で最長の沈下橋です。
 ここは車1台しか通れない橋で、車で渡っている時の感覚はまるでUSJのハリウッド・ドリーム・ザ・ライドです!橋から下を見ると透明でとてもきれいですが、ハンドル操作には気を付けてくださいね。
 実は比較的交通量が多いため、橋の途中に人が6人ほど乗れるほどの4つの待避所が設けられており、徒歩なら車とすれ違うことも可能です。
 スリルもあり、インスタ映えもばっちりな名越屋沈下橋を楽しんでくださいね。

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~名越屋沈下橋~
住所:高知県高岡郡日高村名越屋

(國吉涼我、堀綾冴、村田涼弥)


タル店

 沈下橋に行った後はお待ちかねのデザートへ行ってみましょう!
 今回紹介するお店は日高村にあるテイクアウト専門のタルトを作っている「タル店」というお店です。2020年2月にオープンしたお店で若い世代からご年配の方まで幅広い世代のお客様が来られるそうです。

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 今回、工房での営業後のお時間に店主の西森由意さんと西森虎太郎さんが快く取材を受けてくださいました。
 季節のフルーツをまんべんなく使ったタルトを作られているタル店さんは、西森ご夫妻のお二人で経営されているそうです。初めてお会いしたにもかかわらず優しく親しみやすい人柄があふれ出ているお二人でした。

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 早速、お店の商品では何が人気なのかをお聞きしたところ、年間を通して一番人気のあるタルトはイチゴのタルトで、次いでマスカットや桃などを使ったタルトが人気だそうです。
 とはいえ季節によって使う果物も変わってくるので、その時期のタルトを味わうのも贅沢な楽しみ方ですよね。
 由意さんのおすすめのタルトは焼きタルトで、生地の焼き加減で美味しさが決まるので、生地本来の味を味わうのも一つのタルトの楽しみ方だということです。

 私たちも実際にタルトをいただきましたが、タルト生地の香ばしい香りと、生地に乗ったクリーム、その上にふんだんに使われている季節のフルーツがベストマッチしていて何個でも食べたくなるおいしさでした!

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 工房での営業は完全予約制なので予約をしてから足を運んでください!
 タル店さんはイベントにも出店されており、出店情報は随時インスタグラムのほうで更新されています。下のURLから飛んでみてください!
 https://www.instagram.com/_tarten/

 タル店さんでタルトをお持ち帰りしたら、次はGOODFIVE(グッドファイブ)さんへクラフトコーラを飲みに行きましょう!!

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~タル店~
住所:高知県高岡郡日高村宮ノ谷668
営業時間 要予約なので変更あり

(井口捺夢、福島紫衣奈、森田花音、山本里菜)


GOOD FIVE

 いの町日高巡りプラン最後の場所はいの町にある、GOOD FIVEさんです。
 いの大国さま椙本神社の近くにあるGOOD FIVEは、店主さんお一人で運営している、古民家を改装したお店です。

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 店名の「GOOD FIVE」というのは、Time(時間)、Food(食)、Place(場所)、Exchange(交流)、Experience(体験)の5つのGOODのことだそうです。
 店主の小野義矩さんは、神奈川県出身の方で、高知県に移住され、地域おこし協力隊として活動されていました。
 その後、たまたま空き家となっていたこの場所に、お店を開かれました。
 「ありのままを残しつつ」の内装がとてもおしゃれで、居心地の良い空間でした。
 なんと、お店の解体工事なども小野さんご自身で行われたようです。

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 そして、こちらで頂くのは、「sawachina」というクラフトコーラです。
 この商品名は、高知の食材だけを詰め込んだ、「皿鉢」のように自由なコーラということで付けられたようです。
 クラフトコーラのお味は、たくさんの柑橘とスパイスの味がふんわりと優しく感じられ、市販のコーラと比べてとても身体にも良さそうだと感じました。
 炭酸で割ったり、ミルクで割ったり、いろいろなアレンジができるようです。
 大人の方はウイスキーとソーダで割って飲むのもいいですね♪

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 この「sawachina」のシロップは、お店でも購入できますが、ネット購入もできますので、ぜひネットで検索もしてみてはいかがでしょうか。
 食事のメニューもあり、こちらも地元の食材を使用したカレーが提供されています。
 クラフトコーラ以外のドリンクは、アイスコーヒーとホットコーヒーがあり、カレーとの相性もばっちりです。ぜひ、食事もしてみてください。

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~GOOD FIVE~
住所:高知県吾川郡いの町大国町3108
営業時間 12:00~14:00
定休日 不定休
※現在休業中です。

(大野遙斗 竹内克郁 松尾翔斗 山中侑弥)

 このように、仁淀川流域には、たくさんの素敵なお店やスポットがあります。
 自然・食事・人が素敵なこの場所に、皆さんぜひ足を運んでみてください!

★次回の配信は3月25日予定。
「もはや高知の子どもたちのソウルフード?  仁淀川きくらげのひみつ」をお届けします。
お楽しみに!

●今回の編集後記はこちら