仁淀ブルー通信編集部だより(83)

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 東京時代、友人からもらった有精卵を自宅で孵して育てたニホンイシガメ2匹。それを飛行機に乗せて一緒に高知に移住してきたのが5年前。でも、3年前の真夏の昼下がり、空水槽に入れて日光浴をさせていて回収が遅れ、熱射病で2匹とも殺してしまう事故がありました。そのトラウマを振り切って連れ帰ったニホンイシガメでした。
 イシガメはカメの中では比較的人に慣れやすいので、前と同じように友達になれると信じていたのですが…。「野生」というのはそんな人間の安っぽい感傷を寄せ付けない厳しいものだったな、というのがカメを川に帰したあとの今の心境です。「今ごろどうしているかな」と、同じトラウマに悩んでいるうちの奥さんとふたりで思いをはせています。

(仁淀ブルー通信編集長 黒笹慈幾)

仁淀ブルー通信編集部だより(82)

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毛ばりに飛び出してきた大アメゴを、大格闘の末にランディング・ネットにすくって一息つき、足を水につけたまま水中から顔を出している大石に腰を下ろす。心臓の鼓動がおさまり、耳に届く沢音のボリュームが徐々に上がってくる。カジカガエルの「コロコロコロ」の鳴き声が「オミゴト、オミゴト、オミゴト」と聞こえてしまう(笑い)渓谷の昼下がり。目撃者のいない至福のひととき、と思いきや、ふわりと鼻をかすめるかすかな花の香。見上げると、小さな紫色の花をいっぱいにつけた花房が薫風に揺れて私を見下ろしている。「あれれ、見られていたのか」ってな感じですかね。仁淀ブルーの水薫るGWの仁淀川支流上八川の里は、そんなステキな時間が流れる桃源郷です。

(仁淀ブルー通信編集長 黒笹慈幾)

仁淀ブルー通信編集部だより(81)

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今回から始まった「仁淀ブルーに誘われて~私の高知移住日記」。いろんな個性と人生が登場していきますので、どうぞご期待ください。
さて、この連載の編集後記では、登場人物が移住した地域について紹介していきます。今回は仁淀川町森。合併して仁淀川町が誕生(2005年8月1日)する以前、仁淀村役場があった地区で、一帯では最も早くから人が住み着いた歴史ある集落です。町を流れる清流・長者川にはアユと、夏には川ガキ(川で遊ぶ子供たち)が生息。昭和レトロな雰囲気が残る街並みも魅力的です。高知市街から車で約1時間30分。さらなる情報は、画面右の関連リンク欄「仁淀川町」をクリックしてください。

(仁淀ブルー通信編集部員 大村嘉正)

仁淀ブルー通信編集部だより(80)

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アユの遡上を喜んでいるのは釣り人だけではないようです。稚アユの群れを追って1mクラスのスズキが八田堰まで登ってくるそうですし(八田堰とその下流は禁漁区なのでご注意を! )、この日はミサゴ(魚だけを食べるタカ)が上空を旋回。
ときどき狙いを定めるようにホバリング(羽をはばたかせながら空中停止)していましたが、「ちっ、狩るには小さすぎるぜ。アユよ、早く大きくなれ」と、大物を求めて河口へ飛んでいきました。仁淀川の自然は空も豊かですね。

(仁淀ブルー通信編集部員 大村嘉正)

仁淀ブルー通信編集部だより(79)

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はじめましてこんにちは!
「日本野生生物研究所」の奥山英治と言います。フリーで生きものの素晴らしさを伝えています。ものすごく真面目そうで堅苦しい社名ですが、個人です。
なぜ、こんな偉そうな社名かと言うと、生きものは時に怪しい場所に生息する、そんな怪しい生きものを追いかけていると、次第に怪しい場所に足が向き、怪しい動きをしてしまう。こう言う人を、一般に「怪しい人間」と呼んでいます。
そうなんです。どこの地方に行っても怪しいと思われ、変な行動をすると、警察が来る。その繰り返しで、ますます怪しい動きになってしまう自分に、嫌気がさし、堂々と動ける方法として偉そうな名前を名乗り、社名の入った車で移動するようになったというわけです。
この名前の効果はドンピシャで、どこに行っても「ご苦労様」と労われ、前は小さくこそこそ動いていた私が、今では堂々と行動するようになったのだ。ガハハハ。
と言うことで、これから生きものの素晴らしさを紹介していくので、どうぞよろしくお願いします。
写真は、暖かさと騒がしさに驚き、水の張られた田んぼ飛び出してしまったケラ。ビロード状の体は水を弾き、水面を走るように泳ぎます。

日本野生生物研究所 奥山英治

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