仁淀ブルー通信編集部だより(222)
今回初めて記事を書かせていただきました、仁淀ブルー通信編集部員の高知大学地域協働学部4年・仲田和生です。私自身昔から釣りやキャンプといったアウトドア遊びが趣味なので、楽しい取材でした。でもいざ記事を書く段になって新連載企画の魅力を文章で伝えることがいかに難しいかを痛感させられました。自分には表現力がまだまだ圧倒的に足りないという事実を目の前に突き付けられた感じです(笑)。それでもゴープロの動画の画質とアングルには少し自信がありますので、読者の皆さんの評価がどう出るか楽しみです。 私の今後の目標は、自分の言葉でアウトドア遊びの魅力を、相手が思わず身を乗り出してしまうくらい魅力的に語ることです。そのためには、もっと外に出て、もっと自分で体験する必要がありそうです。ラッキーなことに高知には海川山遊びの先輩が大勢いますので、どうかこの若僧にご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願いします!
(仁淀ブルー通信編集部員 仲田和生(なかだかずき) )
仁淀ブルー通信編集部だより(221)
急流下りの場面で危険を知らせたり、危機を乗り越えるために生まれたリバーサイン。携帯電話が普及するまでは、ほかの目的にも使ったものです。例えば川下りの途中、ビールを求めて小さな集落に上陸したとき。友人は右へ、私は左へと歩き、雑貨屋を見つけたら「ピッ!+[ここに集合]」なんてことも。いまよりも不便な時代だったけど、楽しかったなあ。
(仁淀ブルー通信編集部員 大村嘉正)
仁淀ブルー通信編集部だより(220)
絵を描くことと散歩が好きな僕に、「スケッチで仁淀川の魅力をお伝えする」という、ぴったりの役が回ってきました。これから妻と二人でぶらぶらと仁淀ブルーを歩きながら植物や、ときには美味しいものなんかを絵でお届けしていきます。いつもは自分の部屋で絵を描くのですが、行った先では時間がないので1枚を5〜10分以内で描くことを自分のルールにしました。家に帰ってから色を塗るのですが、楽しかった散歩を反芻しながら塗るので、小旅行を2度楽しめることになります。
※写真は昇雲橋でマスクをしてスケッチする筆者。
(高知の展示デザイナー 里見和彦)
仁淀ブルー通信編集部だより(219)
日高村観光協会がある「村の駅ひだか」。トマトやきくらげなど地域の野菜や食材が充実している人気スポットですが、今回お勧めしたいのはこれ。実は、我が家の隣のおばあさんが同じものを持っていて、草ぬきのときに大活躍していたのです。欲しいなと願うこと数年、まさか村の駅ひだかにあるとは。日高村の鍛冶屋さん「大野くわ製造処」の手仕事で2000円でした。使い心地は抜群です。
(仁淀ブルー通信編集部員 大村嘉正)
仁淀ブルー通信編集部だより(218)
2012年は、牧野富太郎生誕150年の節目でした。当時、高知新聞社会部の記者だった私は生誕150年に合わせて連載企画を考えました。小学校中退ながら試験も受けずに東大にもぐりこみ、やがて博士となって、日本の植物分類学の父と呼ばれた。まあ新聞連載にして10回ぐらいも書けば、この人物を伝えることができるだろう。そんなふうに思って、まずは手始めに本人が書いた「牧野富太郎自叙伝」(講談社学術文庫)を読み始めたのですが、これがなんとも痛快で面白いのです。なんて牧野富太郎ってチャーミングなんだ。北海道、仙台、東京、神戸、鹿児島……彼の足跡を追う取材に1年ほどをかけて、新聞連載は70回におよんでしまいました。2022年は生誕160年となります。今回は故郷・佐川の豊かな自然の移り変わりとともに、再び牧野富太郎を旅してみたいと考えています。
※写真は高知新聞の連載をまとめた単行本「MAKINO」(北隆館)。
(高知新聞社学芸部・竹内 一)