2017.09.22生姜と私のランデブー 〜いの生姜スイーツを食べ尽くす〜

生姜と私のランデブー 〜いの生姜スイーツを食べ尽くす〜

生姜栽培の盛んな「いの町」の「いの生姜焼き街道」を、2015年11月5日の記事でご紹介しましたが、そこで最近話題を集めているのが、生姜を使ったスイーツ【ほっこり、いの生姜スイーツ】です。おいしいものがあると聞いたら食べずには、いや、調査せずにはいられない編集部女子2名が食べ尽くして参りました!

【高橋】というわけで、今回は「いの生姜スイーツ」を食べ尽くしますよ!
 ところで、なぜ、いの町は「生姜推し」なんでしょうか?


【カミオカ】高知は「生姜」の特産地ですが、中でも、いの町は生姜栽培の歴史がナント 100年!
 高知の生姜栽培発祥の地といわれているんですよ。今も町内には生姜農家さんが多くて、その生姜を使って町をアピールしようと、いの町商工会が「いの生姜焼き街道」を企画しているのですが、今回の「いの生姜スイーツ」もその一環なんですね。


【高橋】今回は6店舗で生姜スイーツが提供されているということで、どんなスイーツに出合えるのかワクワクしますね。では、さっそくいただきましょう〜

やさしい母の味  「レストパークいの」

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 こちらは地元のおかあさん達手作りのごはんが食べられるセルフ式食堂。連日たくさんのお客さんで溢れる人気店です。どこにスイーツがあるのかなーと、商品棚をくまなく探していると…冷蔵ケースにおひたしや煮物と一緒に並ぶ「生姜のパウンドケーキ」を発見しました!

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 食後のおやつにちょうどいいサイズ感! これはつい手に取っちゃいますね!
 しっかりした焼き上がりで、ほろほろ食感の素朴なパウンドケーキです。生姜のシロップ煮が入っていて、ほどよい甘さの中に時折さわやかな甘辛さを感じます。生姜の味が穏やかで食べやすいのでお子さんも楽しめると思いますよ。まさに母の味!

レストパークいの
住所/いの町418
TEL/088-893-4688
提供時間/10:00~16:00
定休日/無休

ピリッ! ぱりん! クセになる!  「利休」

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 続いては、手作りから生まれる新食感菓子「けずり芋」で知られる「利休」!
 けずり芋とは、薄く削った土佐紅金時を揚げて、てんさい糖で味付けした新しい芋菓子です。そこに生姜パウダーをたっぷりまぶしたのが、この「鬼芋金棒」。パッケージがインパクト大!

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 一ついただいてみると、ぱりんと弾ける食感のあと、ややしっかりめの生姜フレーバーが漂います。爽やかな刺激が鼻に抜け、次から次へと手が止まりません。これはおつまみにもいいかも! 店頭ほか南国サービスエリアでも販売しているそうです。

利休
住所/いの町波川331-1
TEL/088-892-0124
提供時間/10:00~14:00
定休日/火、土曜(催事出店につき不定休あり)

アイスと生姜のおいしい関係 「高知アイス売店」

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 仁淀川沿いをドライブしながらやってきたのは、高知の食材にこだわったアイスクリームメーカー「高知アイス」の直営カフェ。ここで仁淀川を眺めながら食べられるのは、きざみ生姜が香る「ジンジャーケーキ」です。注文後に軽くトーストされるこだわりの逸品!そのままもいいですが、セットで出てくるソフトクリームと合わせるとさらに美味。

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 土佐ジローの卵を使った濃厚ソフトクリームと、ふわっ・さくっのケーキの相性は言わずもがなで、さらにメープルシロップのコクもいい具合に効いています。いろんな甘みがきれいにまとまっているのはきっと生姜の風味のおかげ♡ちなみに高知アイスさんには「生姜あいす」もあって、そちらも人気だそうですよ(高知県内のスーパーなどで販売中)。

高知アイス売店
住所/いの町柳瀬上分807-1
TEL/090-3787-8511
提供時間/平日11:00~17:00(ラストオーダー16:30)
土日祝日10:30~18:00(ラストオーダー17:30)
定休日/第2・第4月曜(祝日の場合翌日)

ふんわり、しっかり生姜です 「森の小さなお菓子屋さん」

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 さらにぐーんと足を伸ばして「道の駅633美の里」にやってきました。いの町、広い!
 こちらにある「森の小さなお菓子屋さん」は、地元のご婦人方が腕をふるうお店。そのお菓子は素朴ながら、上品なおいしさ。著名な方も気に入ってよく召し上がっているそうです。

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 こちらの生姜スイーツは、シンプルな「しょうがシフォンケーキ」です。刈谷農園さんの天日干し生姜を使ったジンジャーパウダーをたっぷり生地にまぜ合わせ、繊細な気泡が詰まったふんわり且つ重厚感のあるシフォンケーキに焼き上げています。
 食べると…おぉ!上品なシフォン生地の風味と、芳醇な生姜の香りがなんとも絶妙なバランス。これは生姜好きな方も大満足な、生姜らしい味わいです。もう一個ぐらいいけちゃいそう!

森の小さなお菓子屋さん
住所/いの町上八川甲1160-2「道の駅633美」内
TEL/088-867-2332
提供時間/9:00~17:00
定休日/12月31~1月3日

音楽と一緒に楽しみたい 「Cafe Clef」

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 今度はいの町のベッドタウン・天王にやってきました。いの町、やっぱり広い!
 ここ「Cafe Clef」さんは、定期的にライブも開催されている音楽好きが通うカフェバー。優しいオーナーさんがいらっしゃって、初めての方でも気軽に入れる雰囲気です!

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 基本的にメニューはドリンクとケーキのみ。そのなかの一つに「ジンジャーチーズケーキ」がありました!
 その日によってレアかベイクドのどちらかが登場するそうですが、この日はベイクドが登場。一口味わってみると、濃厚なチーズのなかに生姜の香りが爽やかに広がります。オーナーさんによると、すりおろしたフレッシュの生姜がたっぷり入っているとのこと。
 さらに、タルト生地の香ばしさも合わさって、あぁ! フォークが止まりません! あと口にほんのりピリリと残るのも、小洒落た気分に感じます♪ グッドミュージックに合うケーキです!

Cafe Clef
住所/いの町天王南4丁目1-1
TEL/088-850-1870
提供時間/平日19:00~23:00(木曜以外)
土、日曜13:00~17:00
定休日/木曜

ひんやりおいしい仁淀ブルー 「作業所ら・ら・ら」

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 最後はこちら! 季節感ギリギリですが(笑)「作業所ら・ら・ら」さんの移動販売カーで提供されているかき氷「仁淀ブルージンジャーミルクかけ」です。
 仁淀ブルーをイメージした青とグリーンの2色のシロップがかかったかき氷に、生姜の生絞り汁を加えた特製練乳をトローリとかけたもの。2サイズから選べるので、カミオカは「中」、高橋は「大」をチョイス。すると、想像を超えるサイズの「大」が登場しました! ひえ〜

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 気になるお味ですが…むむ! これは初体験のおいしさ!
 青リンゴとブルーハワイの爽やか系シロップに、生姜のほんのりスパイシーな味がマッチ。後味がすっきりしているのでパクパクっといけちゃいますね(頭がキーンとしますが)。
 そして、食べ進んでいると、カップの中がなんともキレイな色に!まるで仁淀ブルー色! 味も見た目も楽しめるかき氷ですが、残念ながら気候が寒くなると販売休止に。10月末までは提供を続けるそうなので、気になる方はお早めに!

作業所ら・ら・ら
主な出張場所/サニーアクシスいの店、サンプラザ天王店、イベント会場(日によって異なります)
TEL/090-9550-4051、088-893-6411
提供時間/10:00~18:00(要問合せ)
定休日/月、火、木、金曜(祝日は営業)


【カミオカ】いやー、今回も食べましたね高橋さん。回る前は「こんなに食べられるかな」と思ったんですが、どのお店のスイーツも個性があっておいしくて、それに生姜の効果か後口が良いもんだから、全品完食しちゃいましたね。

【高橋】全品完食できたのは、私たちが食欲旺盛なのではなく、生姜スイーツがおいしいからだということをみなさんにご理解いただきたいですね。
 11月からは「いの生姜焼き街道」のスタンプラリーがスタートするということなので、おいしい生姜料理を食べたあとは、おいしい生姜スイーツを楽しんでいただきたいなと思います!


【ほっこり、いの生姜スイーツ】へのお問い合わせ
(主催)いの町商工会・いの町商業振興会
高知県吾川郡いの町3165-1
TEL 088-892-0474

(仁淀ブルー通信編集部 カミオカミヤビ&高橋さよ)
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