2016.03.10隕石が落ちてきて窪みができた? 「星ガ窪」のナゾ

隕石が落ちてきて窪みができた? 「星ガ窪」のナゾ

仁淀ブルー通信をお読みいただきありがとうございます。
突然ですが、「ホシガクボ」という地名、聞いたことありますか…?
なんでも、仁淀川町(旧・仁淀村 長者)の山の上にある「くぼ地」で、昔は競馬場があって親子連れで賑わっていた場所だというのです。どうすれば星ガ窪へ行けるのかを調べてみると、越知町の桐見川から仁淀川町の長者まで「四国のみち」が通じており、その通り道に星ガ窪があるということがわかりました。

「星ガ窪」への道のり

越知町役場から「桐見川方面」へ車で走ること、約30分。
谷の形に沿って段々畑が広がる「西浦」地区まで行くと、そこから「四国のみち」(四国自然遊歩道)が始まります。

article023_img05四国のみち(四国自然歩道)は全長1545.6kmの長距離自然歩道です。起点は徳島県鳴門市、終点は徳島県板野郡板野町。四国霊場や、各地に点在する身近な歴史に親しみながら、歩いて四国を一周することができます。
引用:高知県ホームページ 
http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/030701/michi.html

越知町桐見川から「星ガ窪」を経由して仁淀川町長者へ抜けるコースは、全長6.4kmとのこと。ただ、この険しい斜面を目の当たりにすると距離以上のハードな道のりが容易に想像され、身が引き締まります。

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所々に立つ看板を頼りに急角度の山を登っていくと、石段の田んぼが広がる集落へ到着。「桐見川バス停」と「星ガ窪」の中間地点、田代集落です。

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迷いそうな分かれ道も、所々に立つ看板を目印に歩を進めます。

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実は田代からの道も車道と並走しており、山道を歩いている途中で車道を通過したり、車道を歩く区間があったりします。

article023_img08石と苔でできた隠れミッキーを発見!
article023_img04携帯電話の電波は入ります。通話も問題なく可能。

「星ガ窪」に到着!

バス停から歩くこと約1時間半。日光を遮っていた山道が急に開けたと思ったら、ついに星ガ窪キャンプ場へ到着。

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こんなに山の中を歩いてきた先にあると思えないほどの開放感!テントを張るスペースは十分あり、夏はBBQをしたりキャンプをするにはもってこいの隠れスポットですね。

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見晴らしも良く、夜は星空がきれいに見えそうです。

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article023_img12星ガ窪についての看板
article023_img13「隕石伝説」のくぼ地はため池のようになっています。

仁淀川町 長者へ下る

田代から星ガ窪へ上ってきたすぐ手前から、長者へ下りる道が伸びています。

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かなり急な斜面や途中の日吉神社を経由して、長者の町へ。家や畑の脇を通り、最後は「長者の大銀杏」がゴール。1日かけて上って下って、充実感のあるコースでした。

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(越知町地域おこし協力隊 佐竹祐次郎)
●今回の編集後記はこちら

◆高知県庁ホームページ「星ガ窪のみち」
http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/030701/michi18.html

◆問い合わせ先
高知県 環境共生課  TEL 088-821-4842
仁淀川町 産業建設課  TEL 0889-35-0111
津野町 産業建設課  TEL 0889-55-2021