2018.08.10楽しく学ぼう♪夏の自由研究はコレで決まり!
夏休みも折り返しとなり、そろそろアレが心配になってくる頃です…。そう「夏休みの宿題」です。特に自由研究は子も親も頭を悩ませる存在。そこで今回は夏の自由研究に活用できる、楽しい学びのスポットをご紹介します。
和紙を学ぼう! 「いの町 紙の博物館」
やってきたのは「いの町 紙の博物館」。こちらはズバリ【何かを作るのが好きな子】そして【短時間集中型の子】におすすめです!
館内では、和紙の歴史と文化について解説するパネル展示をはじめ、和紙に使われる原料や道具などの実物展示がされています。さらに、和紙を作ることができる「手漉き体験」のコーナーもあり!
低学年の子は手漉き体験の感想をまとめて、中〜高学年なら展示資料などを参考に「和紙とくらし」「和紙の歴史」といったテーマでまとめてみてはいかがでしょう?
体験コーナーでは、和紙のハガキとカード各4枚ずつを作ることができます。大人の手助けがあれば5歳位から体験OK。予約不要&常時受け付け(10名以上の場合は要予約)という点もありがたいですね。
乾燥には20〜30分ほどかかるので、その間は展示物を見たり、外へ食事へ行ってもOK。(送料別途で自宅へ郵送もしてもらえます)
作った和紙に絵を描いたり色を塗ったりして、アレンジするのもおすすめ。画用紙などとは異なる紙質なので、描き心地がどのように違うかも研究してみましょう。
また、体験コーナー前にはたくさんの消しゴムハンコがあるので、オリジナルのお土産もつくれますよ。
うちの子は最初「和紙ってなに?」という反応でしたが、展示コーナーで”和紙があんなモノやこんなモノに使われていた”という歴史を知って大興奮! さらに手漉き体験をした後は、原料や道具にも興味津々でした。「紙」は身近な存在なので、子どもも興味を持ちやすい研究テーマかもしれません!
◎いの町 紙の博物館
高知県吾川郡いの町幸町110-1
電話:088-893-0886
http://kamihaku.com
https://www.facebook.com/inochokaminohakubutukan/
開館時間:9時〜17時
休館日:月曜(祝日の場合は開館、翌火曜休)
入館料:大人500円、小・中・高生100円(手漉き体験をされる方は20%割引)
手漉き体験:400円
駐車場:あり
骨を学ぼう! 「越知町立 横倉山自然の森博物館」
続いてご紹介するのは「越知町立 横倉山自然の森博物館」。こちらで学ぶテーマは、ずばり「骨」。【理科や生き物の勉強が好きな子】におすすめです!
こちらでは現在「ほねほねカーニバル2018」という企画展を開催中(9月2日まで)。
「骨格標本」の作り方や使う道具がわかりやすく紹介されていたり、四国の山にいる鳥や獣の骨に見たり触れたりすることできます。中〜高学年の研究テーマにいかがでしょう?
まずは「骨格標本」の作り方を学べるコーナーへ。
動物の採集から標本になるまでの工程がかわいいイラスト付きで、と〜っても分かりやすく説明されています。
さらに、様々な道具も展示されていますが、生活の身近にあるものが使われていてビックリ。
骨を触るコーナーや顕微鏡で観察するコーナーもありました。普段経験できないことだけに、大人も子どももドキドキ!
他にも子どもが喜ぶクイズコーナーやさまざまな動物の剥製と骨の展示など見どころ満載です。
ほねほねカーニバルの会場は写真撮影OKとなっていますので、参考にしたい骨や資料を写真に撮っておき、家でじっくり仕上げても良いですね。そして、帰る前にはぜひアンケートを記入しましょう! 記入した用紙を2階入館受付の人に手渡しすると、本物の骨がもらえるくじ引きができます!
自由研究にする場合「骨格標本の作り方」「動物の骨の観察」といったテーマでまとめてみるのがおすすめです。期間中には関連イベントもありますので、あわせてどうぞ!
◎越知町立 横倉山自然の森博物館
高知県高岡郡越知町越知丙737番地12
電話:0889-26-1060
開館時間:9時~17時(最終入館は16時30分)
休館日:月曜 ※8月13日は臨時開館
入館料:一般500円、高校・大学生400円、小・中学生200円、小学生未満無料
企画展「ほねほねカーニバル2018」
会期:2018年7月21日(土)~9月2日(日)
《関連イベント》
「ホネならべワ-クショップ」
8月12日(日)午前10時~11時30分
みんなで協力して骨を並べ、動物の体のしくみについて楽しく学びます。(講師:四国自然史科学研究センター)
参加費:無料(ただし入館料が必要)、申込不要
対象:小学生以上 ※小学生未満は保護者同伴で参加可能
「ホネホネちょミット」
8月25・26日(土・日)午前10時~午後3時
個人や団体などが持ち寄った標本の展示、作製技術の紹介、情報交換などを行うホネのサミット。
参加費:無料(2日間のみ入館料無料)、申込不要
ダムを学ぼう! 「仁淀川町 大渡ダム」
最後にご紹介するのは、仁淀川町にある「大渡ダム」。
こちらでは、より多くの人にダムの仕組みや役割を知ってもらうことを目的に、普段は見ることができないダム内部や管理室の一般見学を行っています。
やや難しい内容になるので高学年向けの研究テーマになりますが、ダム好きな子なら3・4年生でもまとめることができると思います!
では、さっそく行ってみましょう!
通常のダム見学は1時間〜1時間半程度。まずは管理所で大渡ダムができるまでの歴史や役割などをまとめた映像を視聴。次に4階にある操作室へ!
ちなみに、操作室の片隅には簡易ベッドが置いてありました。私たちを案内してくださった職員さんは、今年7月の西日本豪雨時には4日間管理所に泊まって対応にあたったそうです(ダムの放流自体は3週間続いたのだそう)。ダム管理という仕事の大変さを知ることも、子どもにとっては良い勉強になりますね。
さて、最後はダム内部に潜入して「コンジットゲート(放流時に開閉する部分)」を見学!
一体どんな場所なのか、ドキドキします!
目の前に広がったのは細いトンネルが伸びるコンクリートの世界。このコンクリートの壁の向こうは「水」です。なんだか不思議な気持ちがしますね。
いよいよコンジットゲートの実物を見学です! 映画やゲームに出てきそうな空間を進みます!
圧巻の大きさのコンジットゲートに大興奮する私! 一方わが子は「ポカーン」としていました。うーん、小3にはまだ早すぎたか…。
職員さん曰く「やはり保護者の方が強く反応してくださいますね」とのこと。まずは大人が熱くなることで子どもが興味を抱くかもしれないので、ここは遠慮なく大興奮しておきましょう!
すごーーーい!
他にも、さまざまな設備がある大渡ダム。分からないことは職員さんがていねいに解説してくれますので、気軽に質問してみましょう。
洪水対策だけでなく暮らしや環境にも大きな役割を持つ大渡ダム。「ダムの役割」というテーマはもちろん、「ダムと自然環境」「ダムと暮らし」といったテーマでまとめても見応えのある内容になると思いますよ!
通常時は1家族以上、または数人のグループで、事前申し込みをお願いしているそうですが、もっと気軽に見学したいという方は、毎年8月16日に開催される「茶霧湖まつり」の見学ツアーにぜひご参加ください。ダムの世界は奥深いですよ。
◎国土交通省四国地方整備局 大渡ダム管理所
高知県吾川郡仁淀川町高瀬3815
電話:0889-32-2120
http://www.skr.mlit.go.jp/oodo/
※通常のダム見学は原則、平日(月〜金※祝日を除く)のみ。見学無料、要予約。状況によっては対応できない日もあるので、まずは電話でお問い合わせください
《こちらでもダム見学ができます》
茶霧湖まつり
2018年8月16日(金)
場所:秋葉の宿グラウンド
祭りのお問い合わせ:仁淀川町役場 仁淀地域振興課(電話:0889-32-1113)
https://www.niyodogawa.tv/schedule/schedule-7094/
※祭り当日のダム見学は15時30分受付・16時30分受付の2回実施。見学無料、予約不要。当日会場内の受付までお越しください
(仁淀ブルー通信編集部/高橋さよ)
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