仁淀ブルー通信編集部だより(177)

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 ブランドというのは登山の世界にもあり、その代表格は日本百名山。しかし、名山かどうかは、登った人の心が震えるかどうかで決まるのでははないでしょうか。三浦ガイドが案内してくれた小式ケ台は、低山だし、林道があるし、植林が多いしと、一般的には注目されない山ですが、私にとっては名山の一つになりました。あの、奥地にポツンといるという孤独感、寂寥感は、登山者が多い人気名山(富士山など)ではなかなか味わえません。

(仁淀ブルー通信編集部員 大村嘉正)

仁淀ブルー通信編集部だより(176)

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 いまでは様々な政策によって後押しされている、都会から田舎への移住。しかし、移住への公的な助け(空き家バンクや補助金)がまだなく、田舎への移住があまり一般的ではない頃(10~20年前)、高知県の嶺北地域では20~30代の移住が相次いでいました。理由は吉野川でのラフティング。ラフティングやカヤックのガイドとして生きることを選んだ彼らは、人生の都合で吉野川を去らざるをえなかった人もいますが、ずっと「現代の川の民」として暮らし続けている人も多い。「素晴らしい環境があれば、それにふさわしい人たちがやって来る」という実例が、高知県にはあります。

(仁淀ブルー通信編集部員 大村嘉正)

仁淀ブルー通信編集部だより(175)

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 インドア派編集部員であるカミオカと高橋にとってBBQへの参加は、それはそれは勇気のいる一歩だったわけですが、仁淀川スマートバーベキュー協会さんのBBQパーティーはまさに初心者が楽しめる内容で、パーティー終盤には取材であることも忘れて満喫してしまいました。さっそくカミオカはキャンプ椅子を、高橋はBBQ台を購入する気満々になっています。単純・・・いや純粋な私たちです。

(仁淀ブルー通信編集部員/カミオカミヤビ&高橋さよ)

仁淀ブルー通信編集部だより(174)

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 好きなことを貫いてきて何が良かったかというと、その「好きなこと、すなわち私にとっては文旦ムキムキ、黒笹編集長の場合は釣り」(笑)は、時折このような奇跡を起こしてくれることがあるんです。
 ある時、ネットで「なんかいるぞ」と、見つけてくださったテレビ番組のディレクターさん。写真の特大文旦皿鉢を撮影しに、はるばる東京から我が家までおいでてくださいました。
「うまいッ!」とうなるほどおいしい日本各地の食べ物を紹介し、その魅力を再発見!
生産地を元気にするという番組で、司会はキャイーン(♪ブラックビスケッツ)の天野ひろゆきさんと、塚原愛さんです。写真の特大文旦皿鉢にたくさんのスポットライトを当ててくださり、高そうな映像カメラで丁寧に撮影してくださいました。4K8Kの時代です。土佐文旦の美しさ&美味しさ、まだまだ広がりそうですね!

「うまいッ!」
NHK総合テレビ 毎週日曜 午前8時25分~8時55分
再放送 毎週金曜 午前4時~4時30分
土佐文旦は2月17日(日)放送予定だそうです。
http://www6.nhk.or.jp/umai/


ブンタンムキムキフリーライター 松田 雅子(まつだ・まさこ)


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仁淀ブルー通信編集部だより(173)

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 今回、仁淀ブルー通信の客員執筆者としてお招きしたのは、高知新聞学芸部記者の竹内一さん。高知が世界に誇る植物学者・牧野富太郎を語るにはこの人を置いてほかにないと私がほれ込み、特別に寄稿してもらいました。竹内さんは昨年の7月に立ち上がった「『朝ドラに牧野富太郎を』の会」の主要メンバーで、牧野富太郎の評伝『MAKINO』(2014年北隆館刊)の執筆者でもあります。じつは最近、直木賞作家の朝井まかてさんが牧野を主人公にした小説『ボタニカ』を文芸雑誌に連載を始めたり、1月23日にNHKの人気番組『歴史秘話ヒストリア』が牧野富太郎を取り上げたりと、巷では牧野富太郎の評価や注目度が上昇中です。「NHKの朝ドラに牧野富太郎を」は高知県民だけの見果てぬ夢ではなくなりつつあります。ただ個人的には、富太郎の<左の手で貧乏、右手で学問と戦う>極貧の日々を支えた妻・寿衛(すえ)の方を主役にしたほうが朝ドラ向きではないかと密かに思っています。

(仁淀ブルー通信編集長 黒笹慈幾)

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