仁淀ブルー通信編集部だより(182)

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 歩き遍路ってオリエンテーリングみたいなところがあります。道に迷いそうな箇所ではどこかに道案内シールが貼ってあり、それを探すのがちょっと楽しい。最近では上の写真みたいな案内シールも。日本を旅する人も国際色豊かになりました。海外の人にも満足してもらえる自然や伝統文化をどれだけ持っているか、それが今後のインバウンド増加のカギです。

(仁淀ブルー通信編集部員 大村嘉正)

仁淀ブルー通信編集部だより(181)

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4月1日に新元号が「令和」と決まり、いよいよ5月から新元号で新しい時代が時を刻み始めます。仁淀ブルー通信も2015年7月10日の配信開始からまもなく丸4年を迎え、はからずもふたつの時代を跨ぐメディアになりました。当初は月2回のペースで、2016年からは毎週配信にパワーアップし、正月休暇も夏休みもとらずに(笑い)、2019年3月まで頑張ってきましたが、新元号突入を口実に、ここらで少しペースを落とし月2回配信(不定期に月3回配信の月も)に戻すことにしました。回数は減りますが、平成最後の年の2月1日に始まった高知県の観光キャンペーン『リョーマの休日 自然・体験キャンペーン』に合わせ、仁淀川流域の遊びと自然体験メニューにコンテンツを絞り、パワーアップして配信を続けてまいります。これまで同様、ご愛読をよろしくお願いいたします。

(昭和生まれの編集長 黒笹慈幾)

仁淀ブルー通信編集部だより(180)

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 「極北の動物誌」という本(新潮社)があります。北米の動物学者、ウイリアム・プルーイットという人が書いた極北の自然史で、写真家の星野道夫さんも愛読していた本です。
 そのなかに、芽吹きから、川に倒れ落ちて海まで流され、朽ちていく木の話があります。ごく普通の森の木の一生なのですが、それに関わる動物や人間の暮らしが多層的に語られていて、この世界の奥深さに気づかされる物語でした。いま私の家にある流木の肌を見るたびに、この木にもたくさんの物語があるのだろうなと空想しています。

(仁淀ブルー通信編集部員 大村嘉正)

仁淀ブルー通信編集部だより(179)

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 黒滝山には、夏の深山幽谷にひっそりと咲く稀有な花がある。
 その名は「キレンゲショウマ」。宮尾登美子の小説「天涯の花」で有名なので、知っている方も多いかと思う。時折群落を作るのだが、九州山地、四国山地、紀伊半島の限られた場所にしか成育しない植物で、環境省レッドデータでは絶滅危惧Ⅱ類。それが黒滝山の山中にあるのだ。
 群生地は急峻で滑りやすい急斜面にあるので場所は詳らかにできないが、天狗の森と黒滝山の間のコルを仁淀川町方面に下った所、とだけお知らせしておく。成育する環境と希少価値も手伝って、一度はお目にかかりたい花。四国山地には群生地が何箇所かあるが、いずれも秘境の地になるので出会った時の感激は天にも舞い上がりそうなほど。まさしく「天涯の花」は言い得て妙。

(天然写真家 前田博史)

仁淀ブルー通信編集部だより(178)

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 今回は漁師町である土佐市宇佐町をぐるぐる歩いてきました。宇佐は仁淀川河口の土佐市に属してはいますが「仁淀ブルー」は見られません。そのかわり目の前に「宇佐ブルー」の海が広がっていて散歩するだけで気分爽快! リフレッシュした気分になりました。 写真はマツオカパウンドさんで買ったケークサレ。甘くなくお酒のアテにぴったりな味でした。そういえば、ウワサによると“夜の宇佐”も面白いのだそう。今度は地元の人が集う居酒屋やスナックにも潜入してみたいです。

(仁淀ブルー通信編集部/高橋さよ)

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