2021.02.05<2021高校生通信員スペシャル>高校生が歩いて見つけた「いの町ステキなお店BEST7」

<2021高校生通信員スペシャル>高校生が歩いて見つけた「いの町ステキなお店BEST7」

 はじめまして! 私たちは高知県立伊野商業高等学校キャリアビジネス科ツーリズムコースの2年生です。いの町は、おなじみ仁淀ブルーをはじめ、高知県内でも有名な観光スポットが多く存在しますが、高知県に住んでいる私たちでも知らない魅力的な場所があります。今回、私たちはツーリズムコースの授業の一環で、高校のある、いの町の魅力的なお店を7店見つけてきました。この記事を読んで訪れるきっかけになってくれれば嬉しいです。それでは、ご覧ください。

元気あふれる焼肉屋 牛苑

 高知のコロナ渦も落ち着いてきたところで、みなさんおいしいものが食べたいですよね?
 そこで今回は、いの町の焼肉屋【牛苑】に行ってきました!

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 とさでんいの駅のすぐ近くにある牛苑は、1991年に創業された焼肉屋です。
 店主の岩本明さんは、いの町出身で、高知市にある焼肉屋で修業を重ね、その後牛苑をオープンしました。
 牛苑では、店主の岩本さんとアルバイト4名が在籍しており、普段は3人体制で営業しています。
 店のモットーは、「絶対に大きな声で返事をすること!」だそうです。

article239_02_1.jpgテーブル席
article239_02_2.jpg座敷席

 メニューはカルビやホルモンなど約20種類のお肉があり、すべて地元産のお肉を使用しています。
 店主のおススメは「特上タン」で、週に一回しかとれない地元のタンで、売り切れの可能性もあるそうです。※今回は写真が撮れませんでした(´;ω;`)ウゥゥ お店を訪れた際には、ぜひ注文してください!

 取材の最後には、岩本さんのご厚意でお肉を食べさせていただきました!

article239_03_1.jpg左からハラミ、若どり、カルビ
article239_03_2.jpgん~、おいしそう~(近澤)

 お肉の味は、やはり絶品でした! ご飯が必須です!
 家族連れでも友達同士でも行きやすいお店なので、皆さんもぜひ行ってみてください!
 18:00~19:30は混雑しやすいそうなので電話による予約がおすすめです!
 お肉の種類や形の要望にも応じてくれるそうなので気軽に電話してみてください。

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(宮田月輝也、森岡伽成、刈谷純平、近澤星音)

■焼肉 牛苑
住所:高知県吾川郡いの町新町58-2
電話:088-892-0003
営業時間:16:00〜22:00(※火曜定休)


昔ながらの懐かしい味を感じるパン屋さん 中嶋製パン所

 開業したのはなんと昭和24年! 73年前!
 お店を営んでいるのは先代のお孫さんの森寿道(ひさみち)さんです。森さんは伊野商業の卒業生で、私たちとの意外な共通点がありました! 森さんだけではなく、先代の方の娘さんは伊野商業の一期生で、その妹さんも三期生だったそうです。年配の方になると、昔からこのパン屋さんに通っている方も多いのではないでしょうか。

article239_05_1.jpgお店の外観。
article239_05_2.jpg一つ一つ丁寧に包装されています。

 パンの種類は約30種類と豊富で、加えて、季節限定のパンなどもあり、狙って訪れるのもいいかもしれませんね!お店の人気メニューは古くから地元の人に愛されている「サラダパン」です!!サラダパンの中にはキュウリや春雨、ゆで卵など、具材がたくさん入っていて、シャキシャキとした食感を楽しめます。サラダパンに次いで人気なのは揚げパンで、いちばん手間のかかっている商品です!手間をかけている分、甘くておいしさがぎゅっと詰まった商品になっています!
 中島製パン所は開店当初から外での販売を行っていて、今のコロナの時期に打って付けのお店になっています。また、一つずつ丁寧に包装されていて安心してパンの味を楽しめます!!
 森さんの今後の目標は「次の代へ、次の代へと続けていくこと。そして、サラダパンを残していくこと。」だそうです!これからも地元の皆さんに愛され、親しまれることでしょう!

article239_06_1.jpg美味しそうなパンが並んでいます。
article239_06_2.jpg取材の様子。

 いの町に来た際には「中島製パン所」に立ち寄ってみてください!!
 森さんいわく「パンを食べながら川を見たら癒されるよ~!!」とのことです(笑)。

(岡林このみ、堺梨乃、川島一彩)

■中島製パン所
住所:高知県吾川郡いの町藤町2-1
電話:088-892-0378
営業時間:7:00~19:00(※日曜定休)


新感覚すぎる!? ユニークなカフェ アクアリウムショップアンドカフェBONO

 5月24日にオープンしたカフェとアクアリウムを両方楽しむことができる新感覚カフェです!
 水槽を見ながらお客様とコミュニケーションをとりたいと店長の筒井健心さんが開業したお店です。
 アクアリウムを初めて見た私でも、筒井さんが作る世界観に圧倒されました。

article239_07_1.jpg店長の筒井さん。
article239_07_2.jpgこれもアクアリウムです。

 筒井さんがおすすめの商品はコーヒーです。
 豆からこだわっているコーヒーは苦みが強くほんのりとした甘みがあり、深みのあるコーヒーでした。私(岡田)は、コーヒーが苦手なのですが、このコーヒーは美味しく味わう事ができて驚きでした!!
 私(飯田)のおすすめは、限定ジュースの「オレンジジュース」です。
 見た目が赤いのでトマトジュースかと誤解したのですが、正真正銘のオレンジジュースでした(笑)
 口に入れた瞬間「おいしい!」と声に出てしまうほどで、酸味が強くジューシーでした。
 コーヒーとオレンジジュース二つ合わせて頼むのもいいかもしれませんね!

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 近所にこのような素敵な場所があるなんて知りませんでした。
 皆さんも筒井さんと一緒にアクアリウムとコーヒーに癒されてみませんか??
 絶対立ち寄ってみてください!!!

(飯田ひな、岡田純怜)

■Aquarium Shop and Café BONO
住所:高知県吾川郡いの町幸町1
電話:088-893-2310
営業時間:11:00~18:00(※水・木曜定休)


昼は食堂、夜はバルに変身! 街角食堂ハラハチ

 今回、いの町役場から徒歩7分にある黄色い看板が目印の「街角食堂ハラハチ」にお邪魔してきました。お話を伺ったのは、店主の筒井誠さん、亜由美さんご夫妻です。
 今年は店を始めて3年目。子育てがしやすい環境、生ハム、ビール、カクテルがあるお店が周囲に無かったことが、いの町で店を始めるきっかけになったそうです。

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 営業時間は、11:00~14:00のランチタイムと、18:00~22:00のバルタイムに分かれています。客層としては、30代が特に多いそうですが、若い人も多いそうです。
 おすすめのメニューを伺うと、しょうがを使ったピザ、スモーク、生ハム、オリジナルカクテルなど、店主によるとほぼ全てだそうです! つまり、どのメニューを頼んでもおいしくて満足できます!!

 取材中、今まで見たことがないカラフルなジンジャーエールをいただきました。それが、「夕焼けリバージンジャー」、「ルーリバージンジャー」です。このジンジャーエールに使われているシロップは、いの町産の生姜と十数種の香草(ハーブ)をオリジナルで配合し、じっくりと時間をかけて抽出、スパイシーな味わいに仕上げているそうです。実際飲んでみると、生姜と香草がいい具合にマッチしていてとても美味しかったです!

article239_10.jpg 夕焼けリバージンジャー、ルーリバージンジャー

article239_11.jpg 笑顔が素敵なお二人でした!

 今回は取材がメインで、食事は食べることができませんでしたが、次は、ランチタイムにお邪魔して、ランチを食べてみたいと思いました!また、二十歳を過ぎたらバルタイムの「ハラハチ」も楽しんでみたいと思いました!
 みなさんも、笑顔の素敵な筒井ご夫妻と美味しい料理に出会いに、ハラハチに行ってみてください!
 Instagramには美味しそうな写真がいっぱい載っているので、チェックしてみてください!

(元吉美智)

■街角食堂ハラハチ
住所:高知県吾川郡いの町3607-4
電話:090-5271-9918
営業時間:ランチ:11:00~14:00
     バル :18:00~22:00(※日曜、祝日、他不定休)


トリミングを続けて20年の老舗 犬の美容室かげろう

 お店のオーナーの、畑山直俊さん(39歳)が経営しているお店は、JR土讃線伊野駅から徒歩5分。いの町役場のすぐ近くに、可愛い看板が目印の犬の美容室「かげろう」があります。「かげろう」は、2018年7月にオープンしました。お店のオーナーの畑山直俊さんにお話を伺いました。
 いの町出身の畑山さんは、小さい頃からいろんな動物に興味があり、愛犬の病気を治したいというきっかけでトリマーになったそうです。「かげろう」では、カットはもちろんシャンプーや特別なカットもお願いできます。

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 また中に入ると、すぐ右にペット専用の耳クリーナーや目薬、缶詰なども販売していて、レジ前には、おもちゃや、おやつが販売されています。おもちゃの種類も豊富です! レジ付近にはミニチュアの置物があり、とても可愛らしく、入りやすい雰囲気となっています。
 オーナーの畑山直俊さんは、雰囲気からもわかる通り、とても優しい方です。トリマーになったきっかけを尋ねると、「トリマーは女性が9割でその中に男性が入るのも面白いだろう」と思ったからだそうです。

article239_13_1.jpgレジで売っているおやつ
article239_13_2.jpgレジのすぐ後ろに売っている缶詰など

 気になったことをいくつか質問してみました!
Q.今までどれくらいのワンちゃんの毛をカットしてきましたか?
A.たくさんカットしてきました(笑)一日2匹として、360日を20年で計算すると…約2万匹くらいですかね…(笑)

Q.この仕事が嫌になったことはありますか?
A.嫌になったことはないですが、好きで始めても出来ない事や、わからない事にぶつかったりして、泣いたりへこんだりしました。それでも、改善策を見つけ成功させるように努力しています。

Q.この仕事のやりがいは何ですか?
A.お客さんの犬でもたくさんの犬と触れ合えることです(笑)

Q.犬に触れるときに大切なことは何ですか?
A.自分の飼っているワンちゃんと同じ気持ちで接しています。

Q.一番思い出のあるお話は何ですか?
A.最初のお店ではネコのトリミングでした。その時ネコに引っかかれて両腕血まみれになってしまってネコへの恐怖がでてきました。他にもたくさんのことがあって持っていた自信が崩れ落ちました。ですが、その経験があったからこそ、ワンちゃんと同じ目線でトリミングしたりすることを今も心がけています。

 多くの質問に心優しく答えてくださり、作業場所を見せてもらいました!
 とても清潔感があり綺麗で、優しい畑山さんにカットしてもらえるので安心して預けることができます!

article239_14_1.jpgレジ前から見た中の様子
article239_14_2.jpgトリミングするときに使う道具

 犬種によって値段が変わるようなので、ぜひ下の写真を見てください!

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 気になった方は、ぜひ犬の美容室かげろうに来てみてはいかがでしょうか。

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(北川綺星、北代奈歩、久保あいり、小路日和)

■犬の美容室 かげろう
住所:高知県吾川郡いの町1700-19
電話:088-802-8467
営業時間:10:00~18:00(※月曜、木曜定休)


仁淀川のほとりで藁焼きカツオを食べられる!? 宮本鮮魚店

 今回、私たちが訪れたのは仁淀川橋のすぐ近くにあるカツオのイラストと山盛りの藁が目印の「宮本鮮魚店」です。宮本鮮魚店は、昭和25年創業、現在の店主、宮本靖さんで3代目になる鮮魚店です。宮本鮮魚店の名前の由来は、店主の苗字「宮本」からきているそうだとか!販売されている魚の多くは高知中央鮮魚市場から仕入れており、新鮮な魚を購入することができます!

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 今回、話をうかがったのは、笑顔が素敵な宮本ご夫妻です。
 店主の宮本靖さんは、高知県が正式に認めたカツオマスターです! カツオマスターになった理由は、以前お客から「他の鮮魚店はカツオマスターの資格は持っちゅうのにここは持ってないがやね~」と言われ、それが悔しかったので、カツオマスターの資格を取得したそうです。
 ここ、宮本鮮魚店の経営理念は「市場から良い新鮮な魚を取り寄せて、少しでも多くの人に安く買ってもらい食べてもらうこと。そして、この店を少しでも長く続けること。」だそうです!!

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 ではここで、高知県と言えば、多くの方が思い浮かべる「カツオのたたき」を紹介します!!
 カツオのたたきは、カツオを焼いた後、氷で締めて食べるのが一般的ですが、宮本鮮魚店の店主は「氷で締めずに焼きたてのぬくぬくで食べるほうがおいしい」とおっしゃっていました。また、カツオは藁で焼くと藁の風味がカツオに移り、よりおいしくなるそうです!!
 せっかくなのでカツオのタタキを食べてみました!! 焼きたてぬくぬくのカツオは「これぞ藁焼きタタキ!!」といえるほど藁の風味がカツオに移っており、噛めば噛むほど旨味が口に広がりました。そして、ゆずの酸味も加わり絶品の一品でした!! 宮本鮮魚店に行った際には、焼きたてぬくぬくのカツオのたたきを食べてみてください!

article239_19.jpg 絶品のカツオのたたき

 最後に、宮本鮮魚店は道路沿いということもあり立ち寄りやすく、価格もそれほど高くないのでいの町に来たらぜひ立ち寄ってみてください。

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(西森晃太、川﨑涼楓、相川空之翔、正堺由悟、植元翔悟)

■宮本鮮魚店
住所:高知県吾川郡いの町3042
電話:088-892-0161
営業時間:9:00~18:00(※水曜・日曜定休)


一日中モーニングが食べられる喫茶店 Café MILK(カフェ ミルク)

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 JR土讃線伊野駅から徒歩7分の場所にあるのが、今回紹介する「カフェミルク」です。黄色を基調とした外壁がとてもかわいらしいカフェです。こちらのカフェは、1日中モーニングを行っているということで取材してきました。

article239_22.jpg 店内の様子

 店内はどこか懐かしさを感じさせるインテリアや食器が多くて癒されました。
 壁に飾られているビートルズの写真がいい味を出していますよね!

 今回話を伺ったのは、素敵な笑顔で迎えてくださった店主の岡田俊子さんです。
 カフェミルクは、岡田さんが一人で経営されており、7:30~9:30のモーニングの時間帯は特に忙しいそうですが、たくさんのお客さんにモーニングを提供できることに喜びを感じているそうです。
 カフェミルクの特徴といえば、朝ごはんを食べるのを忘れた方や時間がなかった方たちのために一日中モーニングを提供していることです!!
 ということで、私たちもモーニングメニューの中でも一番人気の「トーストモーニング」をいただきました。トーストにサラダ、みそ汁、目玉焼き、デザートがついているお得なセットです。ちなみに食パンは手作りで、外はカリカリで中はもちもちでとても美味しかったです。セットなので味に飽きることもなく、サラダもあってバランスがいいので朝からでもこのセットなら食べやすく、とてもおいしかったです。

article239_23.jpg トーストモーニング

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 最後に、岡田さんが手作りのクルミパンを持ってきてくれました。クルミパンも絶品でした!!
 朝ご飯に困ったらカフェミルクで、素敵なモーニングを堪能してみてはいかがでしょうか。
 皆さんもぜひ行ってみてください!

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(松本萌々 濱田彩七 飯田さくら 川田ララ)

■Café MILK(カフェ ミルク)
住所:高知県吾川郡いの町3607-7
電話:088-855-4472
営業時間:月~土・祝 7:30~17:00
     日     7:30~12:00(※不定休)

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★次回の配信は2月12日予定。
自転車をもっと楽しめるイベント「バイクロア」とは?
をお送りします。お楽しみに!

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