2019.06.14こんな表情が仁淀川にあったのか!? 秘境感満点の水路を行く
雄大な山並みのあいだを、そして広い河原を滔々と流れる――というのが仁淀川らしい風景ですが、それとはまったく異なる表情を見せる場所が、日高村といの町の境にあります。川面からの、そのレアな映像をみなさまにお届けします。
そこはカヌーをする人たちに「仁淀川の釧路川」などと呼ばれています。本流から枝分かれした、長さが300mほどの細い流れです。
釧路川というのは、日本離れした川面の景観で知られる道東(北海道東部)の湿原の一級河川です。
その釧路川の源流部とよく似た風景が仁淀川にもあるのです。百聞は一見に如かず、どうぞご覧ください。
流路延長124km、流域面積1560平方キロメートルの仁淀川で、なぜここだけがジャングルのような景観になったのか? その答えのヒントになるのかどうかわかりませんが、「仁淀川の釧路川」のやや上流に、下の画像のような場所を見つけました
川のなかにいくつもの大岩があります。一部は積み重なっているようです。この岩塊はどこからきたのか? 忽然とあるあたり、上流から「どんぶらこ」と流されてきたのではないようだ。ならば岸辺から崩れ落ちたのかもしれない。
この岩塊に土砂がたまり、そこに植物の種が落ち、途方もない年月が過ぎれば、あるいは「仁淀川の釧路川その2」になるのかもしれない……ですが、しょせん素人の戯言で、正確なところは謎。しかし、地形について「ブラタモリ」のタモリさんみたいに「ああだ、こうだ」と想像をめぐらし、友人たちと無駄話して盛り上がるのは、自然遊びの喜びの一つでもあります。
さて、普段はカヌーをしない人が仁淀川の釧路川に興味をもったなら、ツアーへの参加を考えてみるのもいいでしょう。仁淀ブルー観光協議会のサイト「奇跡の清流 仁淀ブルートリップガイド」のトップページの「日高村」をクリックすれば、SUP(スタンダップパドルボート)で案内してくれるツアー会社の情報がアップされていますので、参考にしてください。
★次回の配信は6月21日。
<地元高校生通信員によるスペシャル号>
「私たちが知らなかった癒しの空間 わが町の神社トレッキング」です。
お楽しみに!
(仁淀ブルー通信編集部員 大村嘉正)
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