2019.02.22アウトドア初心者が仁淀川で満喫した本格派BBQ!

アウトドア初心者が仁淀川で満喫した本格派BBQ!

アウトドアに憧れるインドア派の編集部員がネットサーフィン中に発見した「仁淀川スマートバーベキュー協会」という気になる団体。なんでも初心者大歓迎のBBQパーティーをやっているらしい…これは行くしかないでしょう!


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 仁淀川スマートバーベキュー協会を見つけたのはFacebook。
 BBQパーティーの参加募集にある「一緒に塊のお肉をシェアしましょう」「初めての方や一人でも気軽に参加できます」という言葉に背中を押されて、さっそくメールで申し込みました。
 持ち物はマイ箸、マイ皿、マイドリンクと会費。そして、持っている人はアウトドア用イスやレジャーシートがあると良いとのこと。
 これならBBQアイテムを何も持っていない生粋の初心者でも参加しやすい!

 そして、迎えた当日。開催場所の、いの町・波川公園に到着すると本格的な装備をそろえた方々がBBQの準備をしていました。

article175_02.jpg仁淀川橋の下でモクモクと煙を出しながらモクモクと準備をする協会のみなさん。

article175_03.jpg(右から)仁淀川スマートバーベキュー協会の代表・濱田康裕さんと副代表・松田高政さんです。

「仁淀川スマートバーベキュー協会」とは?

 松田さんによると「仁淀川スマートバーベキュー協会」は、知る人ぞ知る「日本バーベキュー協会」の認定を受けた、いわば高知県支部の位置付け。
 BBQインストラクターの育成を行うかたわら、参加者のすそ野を広げるために、”気軽に食べる体験”の場を作ろうと、数年前から仁淀川流域のキャンプ場で「BBQパーティー」を企画しています。
 これまでは年2回開催でしたが、季節ごとの楽しさを知ってもらうために今年からは年4回の開催を予定しており、今回は初のウィンターBBQパーティーでした。
「なぜ仁淀川か? 」というと、代表を務める濱田さんが日高村のご出身で、さらに流域のキャンプ場は水道やトイレが整っているところが多く初心者向きだから、とのこと。
 ちなみにインストラクターの検定は他エリアでも開催しているそうです。

衝撃&感動のBBQ料理が登場!!

 参加者が集まったところで、まずは簡単な自己紹介からスタート。
「家に眠ったままのBBQ台を使いこなせるようになりたい」という方もいれば、「純粋にBBQ料理を楽しみにきました」という方、「いい写真を撮りたい」という方など参加者の目的はさまざま。このユルさがBBQ初心者に心地いいですね。

article175_04.jpgそんなことを考えている間にさっそく前菜が登場! カニカマ入りちくわのベジシート巻き。濱田さんの手作りです。

 ・・・ここで一つ想定外だったことがあります。
 てっきり私は「BBQだから、みんなで協力しながら一品一品作っていくのかな? 」と思っていました。「不慣れだから迷惑かけたら嫌だなぁ」などとため息をついていたのですが、ところがどっこい!  濱田さんをはじめとする手慣れた方々がどんどんどんどん料理してくれるのです!すごいおもてなし感!
 それでは怒涛のBBQ料理をご覧ください。

article175_05.jpg衝撃的逸品!  BBQ台の中で立っていたのはビール缶に被せた丸ごとチキン。熱で蒸発したビールによって肉の中はしっとり、皮はパリパリに仕上がります。

article175_06.jpgじっくり火を通したやわらか豚タン。
article175_07.jpg一口で食べると香ばしさやうま味、脂の甘みがめくるめくように広がる豚の塊肉。

article175_08.jpgいい感じに焼き目のついた牛ステーキ。塩コショウだけで十分おいしい。
article175_09.jpgテリッテリに脂がにじんだソーセージ。熱々で食べるのがまた格別です。

article175_10.jpg思わず「でかっ! 」。半身を豪快に蒸したサーモン。レモンとハーブ、そして仕上げにメープルシロップをかけて味わいます。初めてのおいしさに感動!
article175_11.jpg肉料理が一通り終わったところで野菜にいくのが濱田さん流。「だってBBQといったら、まずお肉の気分。野菜は後でも良いかなと…」。食欲のままに料理できるのもBBQの魅力です。

article175_12.jpg別のコンロでは肉以外の料理が着々と仕上がっています!
article175_13.jpg具だくさんのアヒージョ。うま味が溶け出したオイルもバゲットに浸して味わい尽くします。

article175_14.jpgなんとパエリアまで。お米がふっくら美味しそうに炊けています。
article175_15.jpgはい、おこげさんですよ!  もう最高以外の何があるんですか!

article175_16.jpgデザートはチョコバナナ。バナナにチョコを詰めてBBQ台で丸ごと焼きます。冬にぴったりの温かデザート。
article175_17.jpg仕上げは焼きマシュマロ。このころには参加者のみなさんとすっかり打ち解け、一つのBBQ台を囲んでほんわかしておりました。

 本当にお腹いっぱいになるほどの品数&ボリューム感! しかも、どれもおいしい!
食べる派の我々にとって大満足のBBQパーティーなのですが、食べる以外の楽しみもイロイロありました♪

本格派の道具を使ってチャンレンジできる!

 切ったり焼いたりをやってみたい人は、気軽にチャレンジさせてもらえるんです!
 普段手にする機会が少ないBBQアイテムを使ったり、BBQ料理らしい豪快な見た目に仕上げる切り方や焼き方をアドバイスしてもらったり。

article175_18.jpgBBQ用の不思議な形のトングで肉を焼いてみる参加者さん。
article175_19.jpg手入れが行き届いた濱田さんの包丁の切れ味にビックリ!

 他にも、料理のレシピやBBQならではのテクニック、道具の選び方なども濱田さんが優しくアドバイスしていました。「これからBBQを始めたい」という方にぴったりです!

article175_20.jpgありとあらゆる形の包丁を持参していた濱田さん。一体何を作る気なんですか!?
article175_21.jpgこちらはステーキ肉においしい焼き目をつけるための道具。いろいろな道具があるんですね~。

次回は春に開催予定!

 今回初めてこのイベントに参加してみた感想は「BBQ、最っ高! 」です。我々すっかりBBQにハマってしまいました!
 家ではなかなか作れないダイナミックな料理を楽しめるBBQですが、今回、目の前で作られていく様子を見て、BBQって意外とシンプルな道具と材料で楽しめるんだということを実感。(もちろん、濱田さんや松田さんのご経験と知識とご準備があってのことですが)
 濱田さん曰く「自分たちも、こうしてみたらどうだろうと思ったことを試しているんです。だから、初心者の方もあまり難しく考えず、とりあえずやってみると良いですよ」とのこと。BBQがぐっと身近になりました!

 さて、仁淀川スマートバーベキュー協会の次回パーティーは「春」を予定。
 詳しい予定はFacebookページでお知らせしていますので、ご興味のある方はぜひフォローを! BBQは仁淀川から始めよう!

【取材協力】
仁淀川スマートバーベキュー協会
Facebookページはこちら

article175_22.jpgステーキで四国・高知・仁淀川を表したオリジナルステッカーも素敵です!

(仁淀ブルー通信編集部員/カミオカミヤビ&高橋さよ)
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