2018.09.14仁淀ブルーに包まれるような体験、それがSUP(サップ)!

仁淀ブルーに包まれるような体験、それがSUP(サップ)!

いま注目のウォータースポーツ「SUP(サップ)」。実は仁淀ブルーとの相性抜群なのです!

 記録的な今年の猛暑も9月になるとさすがに一息つき、南国の仁淀川でも朝夕は秋を予感させる気配になってきました。「来年も仁淀川で川遊びするぞ~」と、早くも次の夏を心待ちにしている方々も多いと思いますが、そんな仁淀ブルーファンの遊び道具にぜひ加えていただきたいのが、いま人気のSUP(スタンドアップパドルボード、略してサップ)であります。

article152_01.jpg基本は立って漕ぐSUPですが、すわって漕いでも楽しい。

 SUPというと一般的には海のレジャーと思われがちですが、山深い渓谷に浮かべても素晴らしい癒しを与えてくれます。なんと、仁淀ブルーに包まれている気分になれるのです。澄みわたった川面でSUPを漕げば、まるで空中遊泳であります。

article152_02.jpgインフレータブルSUPの一例。浮力が大きくて安定性がいい。長さは約3mだが、空気を抜けばクルクルと丸めてバックパックに入るサイズに。

 SUPには、サーフボードみたいな一体型と、おりたたみ式で空気で膨らませるインフレータブルSUP(I-SUP)があります。仁淀ブルーを楽しむならインフレータブルSUPがおすすめ。空気を抜いて畳めばバックパックに入り、それを背負えば、徒歩でいくしかない山道の先の川面にもアクセスできるのです。

article152_03.jpg「仁淀ブルー」という言葉の発祥の地といわれる安居川。この場所には道路から河原に下りる山道があり、インフレータブルSUPで渓谷を堪能できた。

 例えば上の画像のような、川辺に車を横付けできないところでも、インフレータブルSUP を浮かべられます。こんな場所には滅多に人が来ないので、まさに自分だけの仁淀ブルーであります。

article152_04.jpg安居川下流の土居川にある「宮崎の河原キャンプ場」付近は、SUP初心者の練習に最適。流れのない長いトロ場が続き、水質も仁淀ブルー。川へのアクセスもしやすい。
article152_05.jpgワンコでも乗りこなせるSUP(ちなみにこれは一体型のSUP)

 流れがない川面であれば、初めての人でもインフレータブルSUP は難しくありません。最初は少しグラグラしますが、膝立ちで漕いでしばらく慣れれば、えいやっとボードの上に立てます。漕ぎ方の解説は、コールマンジャパン公式チャンネルやなどユーチューブにいろいろアップされています。

article152_06.jpg水温が上がる夏で、泳げる人が静水でSUP を漕ぐなら、こんな気軽なウエアでOK。
article152_07.jpg流れがあったり、静水でも下流に急流が待ちかまえているような川面では、ライフジャケットなど安全のための道具とウエアが必須です。

 ところで、インフレータブルSUPを始めるにあたって問題が一つ。ブームのせいか、「SUP」とネット検索するといろんな製品の通販サイトが並びます。インフレータブルSUP本体が4万~20万、パドルが5千~5万円と、まさにピンキリ。メーカー(ほとんどが海外メーカー)もインフレータブルSUPの種類も色々ありすぎて「どれを買えばいいのか」と困ること間違いなしです。
 選び方のポイントとしては、海外メーカーの場合はちゃんとした日本語サイトがあるかどうか。例えば、スターボードアクアマリーナなどのホームページは丁寧でわかりやすい。また、海外メーカーのインフレータブルSUPを輸入販売している日本の大手アウトドア用品会社(モンベルなど)を選ぶという手もあります。

article152_08.jpgこんな美しい水面にとけ込めるのは、四国の清流ならでは。

仁淀ブルーSUP、来年の夏に向けて、いかがでしょうか?もちろんこの秋から始めてもいいですよ! なにせここは南国の高知県。10月中旬ぐらいまでなら、晴れたらTシャツ一枚で快適な日もありますから。

article152_09.jpgSUPをのんびり漕いだり、岸辺でコーヒーブレイクしたりと、美しい風景を独り占めできます。

(仁淀ブルー通信編集部員 大村嘉正)
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