2018.01.05河川敷でお年賀BBQ 〜流域生まれの焼肉のタレを食べ比べよう〜

河川敷でお年賀BBQ 〜流域生まれの焼肉のタレを食べ比べよう〜

2018年最初の仁淀ブルー通信は、真冬の河川敷でBBQ!  流域生まれの焼肉のタレや調味料を食べ比べます。意外なおいしさに出会えそうな予感…今年も仁淀川でいただきまーす!

 …とはいったもののBBQセットを持っていない私たち。でも、そんなインドア派も優しく受け止めてくれるのが仁淀川です!

article116_01.jpg今回お世話になる「にこにこ館」(吾川郡いの町波川1862-4/電話088-893-5085/10時〜18時、第2・4土曜休み)

 最初にやってきたのは、いの町波川公園そばにある【にこにこ館】
 こちらには「手ぶらでBBQ」が楽しめるセットがあるんです!
 お肉や野菜の食材はもちろん、グリル、火起こしグッズ、トング、軍手、紙皿、割り箸、ゴミ袋などなど…BBQに必要なアイテムも丸ごと一式揃えてもらえます。しかも、使用後のグリルの片付けまでやってもらえます。もう感謝しかありません。

article116_02.jpg今回注文した「にこにこコース」は1人2,500円(注文は2人前5,000円から)。2日前までに要予約(7〜9月は当日予約可)

 この日は笑えるくらい寒い日。さすがに河川敷でBBQする人はいなかったようで、特別にイスも2つ貸してくださいました。気温は寒くてもハートはウォーミング!

article116_03.jpgお肉は1人前あたり土佐あかうし180g、豚肉35g、鶏肉35g!地元のマチダ牛肉店さんから届きます。

「土佐あかうし」は高知県民なら大興奮するブランド牛! 他にも豚肉、鶏肉、地元野菜もあり、すべてカット済み。至れり尽くせりとはこのことですね。
 にこにこ館のすぐ目の前にある河川敷に移動して、さっそくBBQをはじめましょう!

article116_04.jpgでも、炭火の起こし方が分からず、30分以上格闘したよね。

タレ3種を食べ比べ!

 にこにこ館のセットにもタレや塩コショウは付いていますが、今回は流域市町村の直販所や土産店で見つけた焼肉のタレや調味料で味わいたいと思います!
 まずは3種のタレを食べ比べましょう!

article116_05.jpgレストラン季菜楽の【にん肉太郎(甘口)】。 「レストパークいの」で買いました。
article116_06.jpgニンニクの香りがしっかり! サラッとしたタイプのタレです。

 いの町にある老舗店「レストラン季菜楽」がつくるオリジナルの焼肉タレ。ナイスネーミングですね! 辛口と甘口の2タイプがありましたが、今回は甘口をチョイス。
 その名の通り、ニンニクがしっかりときいてます。その風味と香ばしさが鼻孔いっぱいに広がりながら、舌にはコクのある甘さがじんわり。肉のうま味と絶妙にマッチし、かなり後を引くおいしさです! 野菜やご飯とも相性抜群で、特にキャベツは無限に食べれちゃうんじゃないかっていうぐらいススみます。

大人も子どもも好きな味だと思うので、ファミリーや大人数が集まるBBQにはぜひおすすめです。

 続いては、こちら!

article116_07.jpg伊野地区生活改善グループ連絡協議会の【うまいでしょうが!】。 「レストパークいの」で買いました
article116_08.jpgすりおろしショウガがたっぷり!肉によく絡むトロミのあるタレです

 こちらもナイスネーミング! いの町の特産品であるショウガをたっぷり使っているそうで、タレそのものにトロみ・重みがあります。
 口に運ぶと…んん! ショウガの香りがスゴイ!!
 ショウガが持つ爽やかさと華やかさが口いっぱいに充満します。ここまでパンチのあるショウガ感はまさしく産地だから成せる技。肉に負けない主張をするタレです!
 ショウガの香りによって牛肉や豚肉は後口がさっぱりと感じますが、一方で新高梨などが入ってコクも十分あるので、鶏肉などの淡白なお肉にも合う万能選手。ショウガ好きにはたまらない一本です!

 どんどん食べますよ! 次はこちら!

article116_09.jpg越知町地域おこし協力隊・特産品開発部門の【山椒の焼肉のタレ】。 問い合わせは越知町役場企画課(電話0889-26-1164)
article116_10.jpgサラッとしたタイプのタレ。山椒が入ってます!

「越知おいしいデイ・キャンプ」のアウトドアグルメの記事でもご紹介した、越知町地域おこし協力隊・特産品開発部門が作った、山椒入りの焼肉タレでございます。
 山椒入りということで「カライのかな?」と思いきや、カラさは軽やかに走り抜ける感じ。子どももおいしく楽しめる味わいです。
 タレそのものはあっさりとした味わいですが山椒独特の香りがアクセントになって、お肉がパクパクすすみます。脂が多めの豚肉なんか、もう抜群のおいしさです!

ポン酢・塩・味噌もあなどれない!

 さて、ここからはタレ以外の調味料を食べ比べてみたいと思います。数ある商品の中から、ラベルに「焼肉におすすめ」と書かれてあるものを探してまいりました!
 まずはこちらです!

article116_11.jpg土本観光果樹園の【すりおろし土佐りんごポン酢】 。「おち駅」「ひだか村の駅」などで取り扱いあり
article116_12.jpgすりおろしリンゴがたっぷり。甘い香りが広がります

 佐川町にある「土本観光果樹園」が数量限定でつくっているりんごのポン酢。樹上完熟したふじりんごのすりおろしが、40%近くも入っているとのこと…一体どんな味なのか? 肉に合うのか? イメージできぬまま口に運びましたが…
「わぁあああ!なんだこれは!めっちゃうまい!!!!! 」
 カミオカも高橋も思わず仁淀川に向かって叫びました。
 りんごの甘さと和風味のおダシの見事な調和に、上品な酸味を感じる優しい味わい。そんなポン酢そのもののおいしさで魅せながら、きちんとお肉のうま味も引き立てるんです!
 ポン酢なのでお肉の脂がサッパリと消えて、余韻に残るのはりんごの甘さ…あぁ、おいしい(涙)
 これは焼肉に新しいおいしさを求めるグルメ通に超オススメの一本です。土本観光果樹園さん、いい仕事してます!ありがとうございます!

 続いては、塩!でも、ただの塩ではございませんよ。

article116_13.jpg越知町仁淀川山椒企業組合の【塩山椒】 。「おち駅」などで取り扱いあり。
article116_14.jpg焼く前のお肉に振りかけて使うのがおすすめだそうです。

 ブドウ山椒を赤く熟させた状態の「紅山椒」をベースに控えめの塩を加えた一品。ラベルに「焼肉!」と書いてありますから、合わないわけがありません。
 まるでフルーツのように甘い香りですが、食べるとジーーーーーンと痺れるカラさ! その刺激をお肉の脂が緩和していく、なんと見事なコンビネーション! カラいんですがまた食べたくなります。なかなかクセになりますよ。
 BBQの中盤〜後半にかけて食べるといい感じの変化球になりそうです。 ビールや日本酒とも相性がいいので、大人向けのBBQにはうってつけ!

 最後は、日本人の心・味噌です。

article116_14.jpgひだかの【ピリ辛ゆず味噌】 。「ひだか村の駅」「レストパークいの」などで取り扱いあり。
article116_15.jpg焼いたお肉にちょこんと乗せていただきます。

 味噌に青とうがらしやユズなどを加えたおかず味噌。うーん! 味噌のまろやかさってお肉にも合いますね! ユズの爽やかさもお肉のおいしさを引き立ててくれます。
 カラさはピリッと感じる程度なので、辛いのが苦手な人でもおいしくいただけると思います。
 あと、味噌があるとこんな楽しみ方もできますよ!

article116_17.jpg絶対おいしいやつやん!

 味噌をぬって炭火で焼きおにぎり! ゆっくりと焼かれていく味噌から香ばしい匂いが…はぁ〜しあわせ。焼肉のタレをぬった焼きおにぎりもおいしかったので、ぜひお試しください!
(にこにこ館のBBQセットにおにぎりは付いていません。自分たちで持って行きました)

 いやー、焼肉のタレ一つとっても仁淀川流域は多彩で奥深いなぁと実感しました。そして、BBQって楽しいんだなと、インドア派の我々も開眼!アウトドア最高!
 みなさんも仁淀川でBBQをするときは、ぜひ近くの直売所や土産店に寄ってタレや調味料を買ってみてください。一つ二つあるだけで何倍も楽しく、何倍も盛り上がりますよ!

article116_18.jpg2018年も流域のおいしいものを食べまくってやろうと心に誓ったカミオカと高橋でした。

(仁淀ブルー通信編集部 高橋さよ&カミオカミヤビ)
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