2017.08.04夏休みだ! 仁淀川の河口で宝さがしをしよう!

夏休みだ! 仁淀川の河口で宝さがしをしよう!

親も子どもも大忙しの夏休みが到来!  遊びに行かなきゃいけないし、宿題だってやらなきゃいけない…そこで、今回は編集部員・高橋のリアル母娘が仁淀川河口でリバー&ビーチコーミングに挑戦! 楽しみながら夏休みの工作も作る一石二鳥アウトドアに挑戦します。


article094_01.jpg仁淀川と太平洋が交わるところ…仁淀川河口付近です。

 その前に。リバー&ビーチコーミングって?
 海岸に流れ着いた漂着物を”櫛で梳くように(コーミング)”細かく探していくのがビーチコーミングです。流木や貝殻など、よくよく見るといろんな”宝物”が落ちてます。で、今回はビーチだけでなく、わが仁淀川の河口まで探索を広げてみました。というわけで、仁淀川と太平洋が交わるところ仁淀川河口付近にやって来ました。

 暑さを考慮して午前中に訪れましたが、なかなかの暑さです(でも、風は気持ちいい)。帽子・汗拭きタオル・水分補給の準備はしっかりしておきましょう。

article094_02.jpgまずは、河口側へ下りてリバーコーミングを行います

article094_03.jpg「ねぇママ〜、何もないよ〜」

 まずは、仁淀川の河口側へ向かいましたが…何もない! いや、石や枯れ木などは落ちているのですが、なんかこう心がワクワクするようなモノがないんです。リバーグラスなんかがあるかな〜と思っていたのですが、水の流れがない場所だったこともあり、水際は土が被っていて石だかリバーグラスだかも判別できない状況でした。

【わかったこと】

・河口側でリバーコーミングは、あまりオススメできない。
・リバーコーミングをするなら、もう少し上流へ行った方が良さそう。


article094_04.jpg暑いですからどんどん行きますよ! 続いては海岸側へ。

 午前中といっても子どもを連れて炎天下にいますから諦めと行動は早く! 次の場所へ移動です! 次は、海岸でビーチコーミングを行いたいと思います。

article094_05.jpgこまめな水分補給をお忘れなく。大人も子どもも無理は禁物ですぞ。
article094_06.jpgおぉ! なんかカラフルな石がたくさんありますよ。

 波打ち際にいってみると、まん丸の石が波に洗われ、キラキラカラフルに輝いていました。これには娘も大興奮! 子どもって、なんであんなに石が好きなんでしょうね。「あ、きれい!」「これもかわいい!」と、どんどん拾っていきます。でも、むしろキレイな石だらけなので、一向に移動が進みませんし、石を入れすぎて袋が破けそうになります。

article094_07.jpg魚がうちあがっていました! さすがに持って帰らないけど、おいしそう。
article094_08.jpgナゾの物体も落ちています。が、素人なので安易に触らないようにしました。


【わかったこと】

・とにかくキレイな石がいっぱい! 石好きの子は大興奮すること間違いなし。
・ただ集めすぎて後がたいへんなので、本当にほしい石だけを拾うように、よく言って聞かせたほうが良い。
・石を入れる袋は丈夫なものが良い。
・漂流物はほとんど見当たらないので、そちらが好きな人には物足りないかも。
・ビーチグラスはたま〜に見つかる程度。


article094_09.jpg暑いので1時間ほどで終了。すぐ近くのカフェ「ニールマーレ」で自家製レモネードをいただきました。ひんやりおいしい。

 キレイな石がたくさんあって良かったな〜と思っていたら、問題発生!
「ママぁ、キレイな石がなくなってるよ〜」なんと!
 袋の中を見てみたら、石が乾いたために色や模様がくすんで見えるのです。

article094_09.jpg波打ち際で見たキレイさが半減。子どものテンションも半減です。

 石に色を塗る「ストーンペイント」という方法も思い浮かびましたが、せっかくなので石そのものの色や模様を生かしたいところ。うーん、どうすれば良いんだろう…そして、ひらめきました!
 テカテカにすればいいんじゃね?
 そこで、石の表面を透明な塗料でコーティングすることにしました。私はホームセンターで購入できる「水性ウレタンニス」を使いました。

article094_11.jpgまずは拾ってきた石をキレイに洗って乾かします
article094_12.jpg乾いた石にニスを塗っていきます。乾かして再度塗るのを繰り返すとキレイに仕上がります

article094_13.jpg色がくすみ、模様もぼんやりしていましたが、ニスを塗ると色も模様もハッキリしました。

 波打ち際で見たのと同じくらいキレイになった石を使って夏休みの工作をつくってみました!
 まず大きな石は、そのまま使って「箸置き」や「ペーパーウエイト」に!
 何かアレンジを加えるなら、黒一色などシンプルな色の油性ペンで、顔を描いたり文字を書くのがオススメ。仁淀川河口の石はそのままでキレイなので、なるべく石の個性を生かしたいところです。
 小さな石は100ショップで購入できるフォトフレームを使って「思い出フレーム」を作りました。フレーム内を波打ち際に見立てて、お気に入りの石を貼っています。重みのある石は接着できないので、小さめの軽い石や貝殻などがオススメです。

article094_14.jpgこの石はニスを塗っただけ。キレイですよね〜。自然が生んだ美しさを暮らしの中に!
article094_15.jpgフォトフレームについているガラスカバーを外して使いました。絵を描いて石と組み合わせても楽しいと思います。

 というわけで、なんとか無事に終わった夏休みの工作、じゃなくて仁淀川河口コーミング。仁淀川が運んでくる石は一つ一つ個性があって見ているだけでもワクワクでき、創作意欲を掻き立ててくれますよ。暑さに気をつけて、ぜひ楽しんでみてください!

(仁淀ブルー通信編集部員 高橋さよ)
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