2017.03.03仁淀川観光の情報拠点が誕生!

仁淀川観光の情報拠点が誕生!

六市町村という広い範囲を流れていく仁淀川。各地に観光案内所はあったのですが、ついに拠点となる施設が誕生しました。場所は、鉄道マニアにも人気のJR西佐川駅。速報です!

article072_01.jpg亀泉、司牡丹、仁淀川と、仁淀川流域の日本酒そろい踏みで鏡開き。

2月23日、JR西佐川駅舎は、おそらくその開業以来の賑わいとなりました。仁淀川流域の各首長をはじめ、肩書きに「長」や「頭取」がつくような方々がずらり。マイクを持つ美しき女性たちもちらほらいて、これは明らかにマスコミ関係ですな。群衆の前列では何人ものジャーナリストが、1眼レフを覗きながらベストな構図を探しています。そして地元のおじちゃんおばちゃん、観光客、ゆるキャラ……おっと、酒場詩人・吉田類さんもいるぞ!

article072_02.jpg酒場詩人吉田類さんが日本酒をふるまってくれました。
article072_03.jpgよこジロー(越知町)、ちゃらおくん(仁淀川町)、もへいくん(日高村)、とさごんとお龍(土佐市)と、仁淀川流域のゆるキャラも集合!

佐川町と愛媛県松山市を鉄道で結ぶ、四国山地の峰々をぬけて――そんな計画の拠点駅になるはずだったのがJR西佐川駅です。駅舎は小さくて無人なのに、駅構内はそれに似合わぬ広さであることが、その計画の名残。例えば1番線と2番線の間が広く空いていますが、ここにもう一本線路を入れるつもりだったのでしょう。この駅から旅は始まり、越知町、仁淀川町へと、仁淀川を見おろしながら列車はゴトゴト行くよ……そんな構想から幾年月、西佐川駅舎は生まれ変わりました。

article072_04.jpg1番線と2番線の間が広いJR西佐川駅
article072_05.jpg西佐川駅の跨線橋は、1997年冬季の青春18きっぷのポスターに登場。材料に古レールを使用していて、実にレトロな風情。

それが、仁淀ブルー観光協議会事務所と、観光情報を発信する交流スペース「仁淀ブルースクエア」の開設です。西佐川駅舎は2016年10月にJR四国から佐川町に譲渡され、その後改修工事が行われ、この2月、仁淀川流域観光の拠点として新たな人生を歩み始めました。

article072_06.jpg仁淀ブルースクエア(9:00〜17:00、年末年始休)。奥は仁淀ブルー観光協議会事務所。

いえ、新たな人生というより、かつての西佐川駅の夢を実現したというほうが正しいのかもしれません。ここには、六市町村にまたがる仁淀川流域の観光情報が集まっているし、駅前からは、越知町や仁淀川町、佐川市街への路線バスも発着しています。つまりここから、仁淀川や山里への旅が始まっていくのですから。

article072_07.jpg「仁淀ブルー」の名付け親ともいえるカメラマン高橋宜之さんの作品の放映や、観光パンフレットを用意。
article072_08.jpg駅構内の眺めがいいカウンター席あり。
article072_09.jpg仁淀川に生息する魚の水槽に癒されます。
article072_10.jpg魚の名前が分からなくても大丈夫。説明シートを用意してあります。

そして、西佐川駅に入った仁淀ブルー観光協議会ですが、今後は仁淀川流域の自然や文化を楽しめるツアーの企画も始めます。
この日、開所セレモニーと同時に開所記念ツアーとして「仁淀川グルメとトマト収穫体験ツアー」を実施。予定の募集人数を越える参加者は、佐川町の酒蔵(司牡丹酒造)や古の町並みを見学したり、名産品であるトマトの美味しさに驚いたりと、おおいに楽しんだ模様です。また、仁淀川育ちの高知県観光特使で仁淀川町観光大使・吉田類さんも同行したので、BS-TBS「吉田 類の酒場放浪記」ファンにはたまらない一日になりました。

article072_11.jpg佐川町の旧浜口家住宅の前でキメてくれた酒場詩人の吉田類さん。酒蔵の町並みがよくお似合いです。「僕は仁淀川で泳いでましたからね、今は酒場を泳いでいますが(笑)。司牡丹はdancyu(グルメ雑誌)で僕が紹介して以来、東京でも人気です。今では北海道のススキノでも飲めます。高知の日本酒といえば端麗辛口のイメージですが、司牡丹では味の幅が広がっていて、いいですね。リキュール系もよくて、女性にもお勧めです」

仁淀ブルー観光協議会が企画する今後の観光ツアーですが、まずは、観光調査のためのモニターツアーとして「桜の名所・佐川町牧野公園お花見ツアー」を3月31日に予定しています。牧野公園の花見棟で、牧野富太郎博士ゆかりのソメイヨシノやセンダイヤなどの桜を愛でながら、うなぎの銘店・佐川町の大正軒が用意してくれるうな重(肝吸い・漬物付き)を堪能できます。さらに、高知県幕末維新博の会場である青山文庫や、清源寺、酒蔵の町並み探訪など、佐川町の魅力がぐっと詰まった1日になっています。そして移動中のバスの車窓に流れるのは、仁淀川の清流と桜の風景。これでなんとお一人様6,200円!
この春を、仁淀川から始めてみませんか?

◆「桜の名所・佐川町牧野公園お花見ツアー」の問い合わせ、申し込みは、黒岩観光旅行会(0889-22-9225)へ。
奇跡の清流仁淀川……仁淀ブルー観光協議会のホームページ

(仁淀ブルー通信編集部員 大村嘉正)
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