2015.08.03仁淀川で川遊びやキャンプをするときの現地調達食材には、高知ならではのローカル食材がいっぱい

仁淀川で川遊びやキャンプをするときの現地調達食材には、高知ならではのローカル食材がいっぱい

仁淀川流域にはサニーマート、サンシャイン、サンプラザなど地場スーパーマーケットがありますが、その陳列棚には他県の人が驚く「なにこれ食材」がたくさん隠れています。キャンプや川遊びをするならぜひ味わって欲しい「地元では普通、旅人には非日常」の食材を紹介します。

まずは鮮魚部。名物のカツオのタタキや丸焼きはもちろん、ウツボのタタキやチャンバラ貝(正式名称マガキガイ)など他県民には「!」や「?」な魚介も並ぶなか、横綱級の存在感なのがサバをまるごと1匹使った尾頭付きの姿寿司。高知特産の柚子酢をしっかりきかせた酢飯がさわやかでそのまま食べてもいいが、食べ切れなかった残りをバーベキューの炭火であぶると「焼きサバ寿司に変身、こちらも素晴らしくうまい!

加工品も見逃せません。丸くて大きなコンニャクや、堅くて重い豆腐は仁淀川流域のソウルフード。その名が某百貨店みたいな「大丸」もお忘れなく。切ってビックリの練り物です。
そして惣菜コーナーで調達しておきたいのは芋天。厚い衣のせいで中身がサツマイモとは連想できぬ代物です。イモを食っているのか衣を食っているのか……。でも、屋外で食べるとこれもなんだかとってもおいしくなるから不思議。寿司コーナーでは田舎寿司(または山菜寿司)を探しましょう。にぎり寿司なのにネタは魚介でも卵焼きでもなく、ミョウガやシイタケ、タケノコ、コンニャクなど山の幸。高知県山間部の伝統食であります。こちらも柚子酢を強めにきかせた味付けが高知のテロワール(地方色)です。

とまあ、これでもまだまだ一部。好奇心持参で仁淀川流域を旅するする人には「生まれて初めての食材」を発見できるステキな夏休み体験になります。

article003_img01サバの姿寿司
尾頭付きだけでなく、サバの姿寿司は切り身でも売っている。これはすでに炙ってあるもの。
article003_img02芋天
食べやすい大きさのものもあるが、田舎へ行くほどデカく、衣も厚くなる傾向がある。
article003_img03田舎寿司
これはネタの一つが魚だが、オール野菜の精進スタイルのものもある。
article003_img04大丸
買ったときは棒状。それを輪切りにすると、あれまあ華やか。高知の人はなんでこんなものを作ろうと思ったのか?でも、旨いから許そう(笑い)。
article003_img05こんにゃく
ブリブリの食感がたまらない手作りコンニャク。普通のコンニャクが物足りなくなりそう。これはキビ入り。
article003_img06昔豆腐もしくは田舎豆腐
堅いです。フォークをさしてもこのとおり。フライパンで焼いて豆腐ステーキにするのもおすすめ。
article003_img07はらんぼの塩焼き
高知でカツオの珍味といえばこの「はらんぼ」。マグロで言えばトロの部分。もとは地元では酒の肴だった。
article003_img08リープル
甘くてすっぱい甘味飲料、それがリープル。地元のひまわり乳業が作っているローカル飲料だが、高知で育った人は見つけると反射的に買ってしまうらしい。

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